複雑な生い立ちみたいですが

今年の3月に3度目の離婚、

そして12月に4度目の再婚との事。

 

子役としてのデビュー年が天中殺。

それも母中殺でしたので成功の代償は

母親もしくは親目上となってしまいます。

 

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1979年11月22日

 

年 己未(己乙丁) 偏官 偏官 墓 空亡

月 乙亥(壬壬甲) 食神 劫財 帝旺

日 巳(庚戊丙) *** 印綬 胎

 

午未空亡 生月中殺 全柱陰

 

亥月の癸で月令あり身旺。

中年劫財帝旺で頭領運があります。

 

全柱陰の癸で考え方はとても現実的。

生年中殺あり、親に頼れない、

また初年期の苦労⇒親元を離れて陽転です。

加えて天庫中殺であり、家系と相容れません。

継承末代運なのに親や家系に頼れないという

複雑性(矛盾)が元々の宿命にあります。

 

実人生が親に頼れず苦労していますが

そのことで生年中殺消化にはなっています。

ただ本来は親と離別した人生の方が楽です。

 

中殺は車騎中殺が強く、偏夫中殺になります。

社会で突発的行動をとる人です。

(実はアスリートに向く。)

 

女性の車騎中殺は夫選びに迷い、

自分自身で選んだ配偶者は

結婚がうまく行かない男性になりやすい。

そこで配偶者に関しては結婚前によくよく

周囲に見極めてもらう方が良いのです。

自分ではピンと来ていなくても案外その方が

うまく行ったりします。

 

基本は恋愛関係の男性が中殺なので

そこに頼れず期待できませんし

相手は思い通りにはなってくれません。

 

正夫は西方にいますが亥巳冲の中におり

夫縁(というよりは家庭の安定性)もあまり良くはない人です。

夫には家庭で自分を支えてくれることを望みますが

自分の方から家庭を破壊しやすいことになっています。

 

総合的には恋愛や夫にこだわらないことです。

闘争(行動)本能がコントロールできない人ですが、

激しい運動やスポーツ、

女優ならアクションとか体を鍛える事でも良いわけですが、

そういう方面で車騎中殺を消化してあげたほうが

禍がないといえます。

 

極は南方鳳閣なので本人の夢、想念の方向性として

女優はまぁ向いていたといえます。

本来子縁なので子を持つ方が人生の満足度になりましたが

代わりとして社会で大衆に何かを伝え拡げる役割、

話術を活かす事や創造性の仕事をすると消化できます。

仕事は天職世界に入れています。

 

また中年劫財帝旺ですから

何か社会的な役割や目的を明確化させて

その為に人脈を作り、組織を作り、

仲間たちを纏めて大きな物事を成すパワーがあります。

 

帝旺のバイタリティ+車騎中殺で行動力は抜群ですので、

その向け方、活かし方が大事なのです。

結婚はうまく行きませんが、社会活動は

亥未半会で人より早く、スムーズに

進みやすい運を所有しています。

 

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後天運を見ますと1991年に子役として女優デビュー。

辛未年ですので印中殺。

親目上中殺、母親中殺でのデビューです。

原則的にその仕事を全うするためには

親目上運や母親運を代償にする意味が生じます。

 

子役ですから本人の選択ではなく

親が選択し、親がその禍を自ら被っているのです。

ここに因果応報というものが感じられます。

(2022年は納音で印中殺の運命的清算。)

 

基本的に子ども時代から社会で陽転していく事は

それを支えるべき陰徳がないわけですから、

花でいえば根や茎や枝が未熟なうちの

狂い咲きともなりやすく

後々になって本来咲くべき時に咲かず、

本人か、家系のどこかに陰の部分が生じてしまうために

あまり推奨は出来ないものです。

 

(子供のうちに親から導かれるままに

大天異常陽転などで成功した

芸能人やアスリートや歌手などは結局、

家系に何らかの歪みが生じていることが多い。)

 

 

守護神は火性の財と木性の食傷。

人生の改善は人への無私の愛情奉仕精神をもち

自ら与えていく事。

結婚のような形にこだわらず、

またなるべく他者に見返りを求めない人生を生きる事です。

 

 

帝旺陽転は凡人以上の苦労と困難を

乗り越える事で陽転していきますが、

その過程で人の痛み、苦しみを理解し人格が上昇し

人間的な情や思いやりが身に付きますと

真の頭領運として人の上に立つ器になります。

 

まだ44歳なので全然これからですね。