ミハイル・ゴルバチョフ 命式 | 四柱推命日記

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ソビエト連邦最後の大統領。

8/30、91歳にて死去との事。

 

 

ソ連の第八代大統領、書記長として

アメリカのレーガンと首脳会談し

核兵器制限と冷戦終結へ導いた指導者。

 

冷戦が最終的に核戦争という

最悪の道に進まなかったのは

ゴルバチョフの存在が大きかったといえます。

 

ゴルバチョフは社会主義の理想にこだわりながらも

国を成長させるための方向転換の必要性には

重々気付いており、

民主化を採り入れて議会を作り、

言論と報道の自由を認め、

資本主義経済を採り入れていきます。

 

こうして後のロシアは貧富の格差は拡大し

エリツィンの失政を経験しつつも

後のプーチン初期の時代には

国家としての豊かさを享受することになります。

 

その意味ではゴルビーと中国の鄧小平とは

貧しき社会主義国家に資本主義、民主主義を

採り入れた点で役割は同じです。

 

しかしゴルバチョフがソ連の一党独裁を弱め

欧米との歩み寄りを進めた結果、

国内には反対派も多くなり、

ペレストロイカはクーデターにより失敗。

そしてゴルバチョフの意志に反してソ連は崩壊。

 

 

ゴルビーは西欧諸国からはノーベル平和賞を受賞するなど

高い評価を受ける一方で

偉大なるソビエト連邦を崩壊させた張本人として

ロシア国内では忌み嫌われることが多く

母国では低評価。

 

 

また引退後には統一教会から資金援助されて

ゴルバチョフ財団を作るなど、

レーガン、ゴルバチョフ、岸信介あたりの世代は

完全に統一教会に精神汚染されてしまっています。

その後のロシアでは統一教会問題は

日本のオウム事件の時に社会問題化しています。

内容は日本と同じく信者のマインドコントロールです。

 

 

東西冷戦とキューバ危機から律音60年を経過し

今になってロシアのウクライナ侵略、

核戦争危機の再燃、そして統一教会問題と

時代が一巡した結果が今問われているとも言えます。

 

 

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ミハイル・ゴルバチョフ

1931.3.2

 

年 辛未

月 庚寅

日 丙辰

 

宿命は年月の準大半会あり。

異次元融合の宿命の人が

東西世界を異次元融合させている。

ドイツのメルケルも大半会でしたが

国を越えた平和作りには適任といえます。

 

全体では従生財格月支破格。

ゆえに同格の鄧小平と同じく国を豊かにしたが

中央破格ゆえに自分自身は立場を失ったとも見れます。

 

天干は丙辛の干合有。

目上と自分の精神一致であり

本来の理想は先輩であるフルシチョフと

同一ではなかったかと思います。

 

ソ連は大まかに分けてレーニン時代、

スターリン時代、フルシチョフ時代、

そしてゴルバチョフの時代に分けられますが、

フルシチョフがスターリン批判を開始し

対米強硬派を抑え、欧米との

平和路線を最初に模索した人です。

 

フルシチョフの最大の功績は

スターリンの世界戦争不可避論を変えた事です。

しかしフルシチョフは彼自体の激情家な性格もあり

なかなかうまくは進みませんでした。

結果的には政権内部のクーデターにより失脚し

晩年は軟禁生活を余儀なくされます。

 

後のゴルバチョフはフルシチョフの平和路線を

さらに民主化路線に振り、

東西冷戦終結はこの二人の尽力が大きかったといえます。

 

ちなみにフルシチョフの命式は

1894.4.15

 

年 甲午 生年中殺

月 戊辰

日 丁亥 午未中殺

 

よく見ますと準大半会と準天剋地冲があります。

また目上中殺です。加えて異常干支。

 

 

フルシチョフがスターリン批判に走ったのは

目上中殺の影響が感じられます。

また無意識の役割は破壊者としての役割と

異次元融合の作用ですから

フルシチョフからソ連が崩壊へ進み、

同時に西欧との融合へ進んでいったのは

自然な事と言えるのです。

 

それほどトップの運気や宿命は

国家全体にまで影響が及ぶといえます。