二階俊博幹事長 命式 | 四柱推命日記

四柱推命日記

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政調会長ついでに幹事長も、

ということで二階さんも見てみます。

 

既に81歳ですが田中角栄仕込みの

 

清濁併せ呑み人脈力と根回しに長けた

いかにも昔の政治家らしい政治家という感じ。

 

また露骨な親中派で知られています。

 

中国に訪れる政治家や官僚は必ずといって良いほど

中国が得意とする過剰な接待とハニートラップにあうことで

有名なのですが、その辺に篭絡されて

骨抜きにされてなければよいのですが。

 

 

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二階俊博

1939年2月17日

 

年 己卯(乙) 偏財 比肩 建禄

月 丙寅(丙) 傷官 傷官 帝旺

日 乙酉(辛) **** 偏官 絶

 

午未空亡 泉中水

年日宿命天剋地冲

 

 

さすが44歳から81歳の今まで

37年も連続当選し続けてきた大物だけあって

命式が特殊です。

 

まず年日に宿命天剋地冲あり。

下剋上体質で非常に強運です。

ここまで勝ち抜いてきた一因ではあるでしょう。

 

また注目したいのが月支ですが、

節入りから浅いので丙の傷官で出ますが、

寅の本質は甲ですから、ここに劫財帝旺があります。

 

何となく小沢一郎に雰囲気が近いのも

この辺でしょうかね。。


(顔?)

 

 

乙木自体が群生する草花で、

劫財(集団和合)の意味を持ちますが、

この人は伴星も劫財、月支元命も劫財、

政治家として組織を自分の思惑通りに動かすには

大変向いているといえます。

数理で見ても謄陀型(自我強)です。

 

 

扶抑としては

寅月の乙で月令あり極身旺。

寅卯は半方合で木性の根がさらに強まっています。

極身旺は現実的競争力がとても強い。

 

自洩財官と流れて極が西方偏官。

人生において個の地位名誉を求めます。

 

 

天干側は木火土と流れていて食傷生財です。

これは情的で思いやりの意識が表層に現れます。

 

極身旺の強引さはあるものの、

意外と他人を思いやる姿勢が外から見えるので、

人望はあるのでしょう。

ただし洩星が月上傷官で出るので

時に毒舌で批判します。

 

蔵干側に寅卯の根があり、西方に酉の偏官。

徳川家康も西方に偏官でしたが、

秘められた攻撃本能といって良いでしょう。

また晩年期の地位名誉であるといえます。

 

 

総合的に極身旺の宿命天剋地冲ですから

あまり敵にはしたくない相手といえます。

 

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寅月の乙は守護神丙癸。

太陽と雨の恵みによって育つ春の草花です。

 

この命式は水(印)が一滴もない命式で、

午未空亡なのに印なしという矛盾があります。

 

扶抑の観点から印は不要に思えますが、

内格命式である以上、五行の調和調候に水は必要です。

したがって大運で水の巡りを吉と見ます。

 

この人は24-43歳の頃、専気大運で水が強いので

目上の助けや恩恵を受けて

自分が育てられているはずです。

自身にとって学ぶべき時が中年期にあります。

 

丙に関しては既に月上に出ていますので

これ以上不要です。

 

 

大運

 

04 乙丑 初旬大半会

14 甲子

24 癸亥 大天稼働

34 壬戌 大天稼働

44 辛酉 ※政治家としてスタート

54 庚申

64 己未 空亡

74 戊午 空亡 ★現在

84 丁巳

94 丙辰

 

 

初旬大半会ありで空亡の実稼働は

24-43歳の頃。

44歳で抜けてからは辛酉、庚申

やはり専気大運なので官殺が非常に強くなります。

重い責任を担いプレッシャーのある44-63歳。

 

さて実際の人生はと見ると、

1983年、44歳の時、自民党から出馬して初当選しています。

その後の衆議院議員人生がこの官に象徴される事象です。

 

この時、ぎりぎりで大運空亡抜け後の国会議員スタート。

まるで運気をきっちり図ったかのように

良いタイミングでのスタートが出来ています。

 

64歳以降は土の財が根を得て強く、とても社交的、外交的。

 

64-83歳で財空亡。

金銭問題、女性問題の起こりやすい時期。

 

84歳で財空亡抜けますが、

もしかするとこの前後で問題化する可能性はあり。

特に財空亡中に金に汚い事や女に貢ぐなどしていると

それが明けの近辺で一気に崩れて清算となりやすいのです。

 

 

もう一つ、財空亡を奉仕性の異常性であると考えれば、

 

 

この人が中国に対して異常に遜った接し方をすることにも

ひとつの運気的な理由があることになります。

 

 

財とは欲しいものを引き寄せるために

一連の奉仕的、求愛的な能動行動となって現れますが、

そこに異常性を持つか、結果として得るものが

虚しいものとなる可能性の高いのが財空亡です。

 



結論的に言えば、十分傑物と言える人ですが、

現在財空亡中のこの人に外交や財務的なものを任せないほうが良い。

出来れば内的な集団結束、組織のまとめ役がよく、

それは長い議員生活の中で既に才覚として周知され

発揮されているのかなと思います。