志村けんさん 命式 | 四柱推命日記

四柱推命日記

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追悼番組を結構見ていたのですが

けんさんという芸名はお父様から採ったんですね。

毎正月番組を拝見していたので

これから寂しくなりそうです

 

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志村けんさん

1950年2月20日

年 庚寅(甲) 偏財 偏印 長生

月 戊寅(甲) 食神 偏印 長生

日 戌(戊) **** 食神 墓

 

午未空亡 屋上土

年月洩天地比

 

寅月の丙。

初春の太陽です。

寅戌火局半会により日干丙の根となりやすい。

また戌は火土金ですから丙戌は

それだけで食傷生財の意味がありますね。

丙戌は火性グループ、情報伝達の役目をもつ暗合異常干支。

 

特徴として宿命に洩天地比あり。

器が大きくおおらか、寛容的。

自然体のまま周囲と融合していける人。

洩天地比保有の人としては例えば徳川家康がいます。

 

全体として木火土金、印自洩財。

極が北の偏財です。

偏財の質を憧れ、目的としやすい。

また目上を喜ばせたいという感じでしょうか。

偏妻が極だから結婚しなかったのかもしれませんね。

 

北方偏財の志村さんがいかりやさんやドリフを目上として認め

志願したということは、そこに偏財の質、

すなわち広く人を喜ばせ救うような奉仕性、

愛情性を見出したからと考えられます。

また午未空亡でもあり親目上を大切にする人です。

 

天干に食傷生財ラインが出来ており、

内面は偏印が二つ出ています。

表向きはとてもナチュラル。

 

社交的で奉仕的、よく喋る、快楽的、風流人。

自然体で福福しい印象を与える(月上食神)

 

内面的には知的好奇心(偏印)が強く

常に新しいものを取り込もうという改革改良の精神思考です。

 

 

お笑いを作る上では相当に時間をかけて

新旧の様々な世界、時には海外からもネタを集めて

じっくり作りこむタイプだったそうですが、

それをあまり視聴者には感じさせない人でしたね。

 

 

外が食神で有意識の太陽、陽性の表現者。

内が偏印で有意識の海。

どこまでも広がり続ける思索と創造性。

 

月頭と月支は表裏の関係です。

相剋であれば表裏二面性は強くなります。

志村さんの場合、表層は情的、内面は理的になります。

 

 

ドリフが終了した後も常に

5という数字でお笑いを構築していたそうですが

偏印格らしい思考といえます。

 

 

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05 己卯

15 庚辰 日柱天剋地冲

25 辛巳

35 午 空亡 三合火局 守護神

45 癸未 空亡

55 甲申

65 乙酉

75 丙戌

 

 

 

18歳の時いかりや長介さんの自宅に押し掛け

ドリフに弟子入り、24歳でドリフメンバー入り。

この頃は日柱天剋地冲ですので

かなり大変というか目まぐるしい動乱の時期になっています。

帰る場所のない運気です。

 

25-34歳で干合星巡り本来は結婚の時期。

この頃がドリフで活動していた時期です。

干合は虚気が生まれますので、何かを演じる事には向きます。

自分の本質から離れたことが可能になる反面、

本来の自分らしさは失われやすい時期です。

 

 

35-44歳で官空亡に入りますが

三合火局で日干エネルギーは人生最大。

旺相運の中でも最大の行動力が発揮できる時期です。

 

そしてこの時ですので守護神が巡っています。

守護神巡りの空亡は陽転しやすい。

大運から見ればこの人の最盛期は江輝相映の

35-44歳頃にあったのではないか、

 

そういう視点で見ると1985年、35歳以降は

全員集合が終了して、ドリフではなく

「志村けん」としてソロ番組が次々と成功した時期に当たります。

 


大天の終了が55歳で、この頃から

動物番組など仮装をせずキャラを作らず

素の状態で出演する形にシフトしている。

コメディアン→文化人という感じ。

 

これは本人の立場からすると、かなり大きな

変化変転だったと言えるのではないでしょうか。
 

 

今年は庚子。

北の星が透干する年。

そして十分に禄存の意味は消化されていると思います。

 

 

ご冥福をお祈りします。