昨日、WHOがコロナウイルスの全世界への
拡大状況を、パンデミックの段階にあると表明。
日経平均株価は今年に入って
23000-24000円台で推移していた所、
2/10頃から急落を続け、3/12時点で18339円。
NYダウも今年に入って29000前後の推移だったものが
2/24頃から急落しており3/12時点で24000前後。
特にWHOの発表に加えて米のトランプが
30日間の欧州からの入国停止措置を
発表したことで、今後世界同時株安が
さらに一気に進行する可能性も出てきています。
現在3/12の各国罹患者数は
中国 80793人
イタリア 12462人
イラン 9000人
韓国 7869人
フランス 2281人
スペイン 2128人
ドイツ 1567人
アメリカ 1102人
日本 620人
スイス 612人
オランダ 503人
イギリス 456人
重要なのはウイルスのワクチンが開発されるか、
SARSの時のように春夏で収束する見込みがあれば
株価も持ち直すでしょうが、
3/12時点で9000人が罹患しているイランの
現在の気温は最高気温26~31℃と
ほぼ日本の春夏の気温ですから、夏になればウイルスが
死滅するという可能性は低いように思われます。
東京五輪はどうあれ確実に延期になるでしょうし、
世界経済自体が今後停滞して人物金の出入りに
様々な影響が出てくる可能性があります。
特に観光業や飲食業が大打撃ですが、
観光産業を主要産業の一つにしようとしている
日本にとっても当然大きな収入減になります。
俯瞰して観れば世界全体のトレンドが
陽⇒陰に偏っていくように見えますが、
これは日本とアメリカの現在のトレンドとは
逆行していることになります。
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中国が今年このような事態に陥っているという事は、
トップの運気にも何らかの原因があると考えられます。
(中国の座気はそのうちまた見ます)
例えば香港のデモの際には林鄭月娥長官に
二重天戦地冲が出ていました。
では現在の習近平の状態はどうなのか。
習近平
1953/6/15
年 癸巳
月 戊午
日 丁酉
大 辛亥 年支対冲 63-72歳
歳 庚子 月支対冲 2020年
月 己卯 日支対冲 3月
辰巳空亡 山下火
生年空亡 炎上格日支破格
結論から言うと、2020年3月が
全支対冲しています。
足の踏み場がないくらい、
現実的にあちこちが破壊され尽くし揺れている、
そういう大地震のような状態にあります。
そしてトップの運気が動乱であれば、
その影響は国にも強く及ぶことになります。
さらに言えば香港デモなどが問題化した
2019年も己亥年で、この人にとって年天戦地冲の年でした。
東方の対冲は、前進の停滞を生みます。
元々中国は経済面でも問題の多い国です。
偽造統計が多く、実質的なGDPの伸びは
非常に低いことが分析から明らかになってきています。
そして政治家は腐敗して企業や民衆から
不当に金を巻き上げて私腹を肥やす。
すると富裕層からどんどん国外へ逃げる事が多くなり
豊かさは外へ流出してしまいます。
この根本要因はそもそも人間は
豊かになって生存が保証されるほど、
自由な選択の権利を求めるためです。
生存が保証されない飢餓状態のような国ほど
強い国家体制のもと結束して生きようとするため、
社会主義的価値観念が支持されます。
例えば北朝鮮が独裁制を維持できるのは
国が貧しいからです。
しかし国が富裕となり生存の安心感が増すと、
人々は自由選択による満足感を求めて、
価値観の多様化が生まれます。
それは特にジェンダー間の平等、女性の社会進出、
同性婚の許容、職業選択の自由などといった形で現れます。
現在の欧米社会は、歴史上最長の戦争のない期間、
つまり生存の安全が保障された状態を維持し続けています。
さらに医療技術の革新により、出生時死亡率が大きく下がり、
一人の女性が社会を維持するために産まなくてはならない
子の数は、7人前後だった時代から、2人程度まで
下がってきています。
こうしたことによって女性の役割が、子を産み育てる以外にも
認められつつある、そういう時代の転換点にあるという事です。
つまり社会文化論から考えると、
社会主義や独裁制は貧しい国家では栄えるが、
富裕で安全な社会とは相容れません。
中国も近代化が進むほど、
社会主義との矛盾に軋轢を生じ続けることになります。
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今年は日本の安倍首相も年天戦地冲。
トランプも空亡+月天戦地冲(大運も空亡+日支対冲)
そして習近平も年月が対冲状態ですから、
日米中の主要国が軒並み動乱の状態になりやすかったといえます。
特に危ないのはトランプで、
今年、来年が寿命となる可能性すらあります。
いずれも国家的に安定するためには
政権が変わり運気の安定した人に引き継ぐのが
望ましいといえます。
またアメリカが現在選挙真っ最中ですが、
コロナの拡大によって、国民皆保険の必要性は
非常に関心をもって見られるであろうと思いますし、
サンダースやウォーレンには追い風になるかもしれません。
運気状態から見れば、トランプが政権を担うことは不可。
サンダースも残念ながら当選しないほうが良く、
バイデンが政権を担い、左派の主張を取り入れていくこと、
庶民政策、貧困対策によって
陰陽隔絶を改善していくことがベストかなと思います。