四柱推命日記

四柱推命日記

四柱推命、算命学、東洋史観などの理論を纏めていきます。
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本日8/6は広島原爆の日。

1945年8月6日の広島原爆投下から

79年となりました。

長崎への原爆投下は8月9日となります。

 

当時生きていた世代もごくわずかとなり、

原爆の投下時に子どもでも今は90代。

貴重な証言が聴けるのもあと数年でしょう。

 

 

 

 

原爆を語る上で必ず触れられるのが

原爆の父と呼ばれマンハッタン計画を主導した

ロバートオッペンハイマー。

 

2023年にはクリストファーノーランが映画化し

2024年のアカデミー賞で7冠を達成。

しかし当然、賛否両論ある模様。

そも戦争をエンタメ化するのはどうなのか。

 

 

 

原爆を落としたエノラゲイの機長、

ポールリベッツが生涯、原爆投下に

反省の色を見せなかった

(それどころか機体に自分の母親の名前を付けた)

のに対し、オッペンハイマーと

アインシュタインは原爆投下後、

人生最大の後悔と苦悩を感じ続ける事となります。

 

また原爆投下に関して

当時の米軍将校の多くも反対していたのは

事実です。

 

しかしそれはさておき、

アメリカの行った二度の原爆投下や

関東大空襲は、軍人ではない

民間人の大量殺戮という戦争犯罪であり、

美化すべきではないのは当然の事です。

 

さらに言えばそうした戦争犯罪者たちを

戦勝国だからと言って

アメリカは未だ裁いていないのです。

 

そのような国に世界平和の守護者などという

清廉潔白な大義など当然ないわけです。

 

その意味ではアメリカという国も

自浄作用がなく、随分清算すべき

因縁の多い国といえます。

 

 

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ロバート・オッペンハイマー

1904/4/22

 

年 甲辰 偏印 食神 冠帯

月 戊辰 食神 食神 冠帯

日 戌 *** 食神 墓

午未空亡

 

非常に偏った命式で従生格の一点破格。

北方龍高が全剋型の才能星ですから

研究者として発展したのは命造の影響が大きいです。

ただし印剋洩で精神葛藤の命式になります。

 

天南二連の前進性で引くに引けない。

また宿命天剋地冲ではないが、

辰戌二重冲動があり、辛が巡れば天剋地冲にもなります。

また納音の所有者は以前も書きましたが

世を変えた発明家に多いです。

 

オッペンハイマーは若い頃は

理論物理学者として教授の地位に就き

宇宙物理学やブラックホールを研究。

 

しかし第二次世界大戦がはじまり

1942年にマンハッタン計画が始動すると

1943年に初代所長に任命(39歳)されて

原爆の開発を先導、やがて

1945年7月のトリニティ実験で原爆を完成させてしまう。

 

こうして完成された原爆は

トルーマンの承認下で8月に広島、長崎に投下。

広島の死者数は14万人、

長崎の死者数は7万人とされている。

 

こうしてオッペンハイマーは41歳にして

20万人以上の人々の命を奪った戦争兵器を

作りだしてしまった事への

良心の呵責に苛まれるようになり、

晩年は原爆や水爆への

反対活動に身を投じることになる。

 

オッペンハイマーは後年、古代インドの聖典『バガヴァッド・ギーター』の一節、

ヴィシュヌ神の化身クリシュナが自らの任務を完遂すべく、

闘いに消極的な王子アルジュナを説得するために恐ろしい姿に変身し

「我は死神なり、世界の破壊者なり」と語った部分(11章32節)を引用して

クリシュナと自分自身を重ねた。

「世界はそれまでと変わってしまった。我は死神なり、世界の破壊者なり」

と吐露した。

 

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大運

 

05 己巳 初旬調舒

15 庚午 空亡

25 辛未 空亡

35 申 ★39歳でマンハッタン計画主導、41歳で原爆投下

45 

55 甲戌 62歳、喉頭がんで死去

65 乙亥

 

オッペンハイマーは元々命式に

天才型の要素がありますが、

後天運を見るとマンハッタン計画に

参加する事となった四旬は

皮肉なことに守護神透干となっています。

(壬甲で守護神両透)

 

守護神透干だからと言っても

悪に走れば悪の道で

表舞台で目立つ事になり得るわけで、

善とは限らないことが見えてきます。

 

 

彼の人生は天南二連の

若さゆえの失敗、一度進めば後戻りできない、

そして準納音で人生の反転、(特に晩年)

真逆の二面性(行動の一貫性のなさ)

という所が良く表れているかもしれません。

 

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最近になって言われているのが

広島長崎への原爆投下は

トルーマンの指示ではなく、

マンハッタン計画の責任者であった

レズリー・グローヴが主犯であるという説。

 

当時、ルーズヴェルトの急死に伴い

副大統領として僅か3か月しか経っていなかった

トルーマンが大統領になったが、

 

彼はマンハッタン計画や日本の地理について

無知であり、それでも京都の破壊や

民間人への原爆投下は避けるように指示した、

にも関わらず、

レズリー・グローヴは原爆の威力を

喧伝したいがために、民間地への原爆投下を

強硬したという説が有力になってきています。

 

 

 

このレズリー・グローヴの命式を見ると、、

 

1896年8月17日

年 丙申

月 丙申

日 壬寅

辰巳空亡 宿命二重天剋地冲

 

宿命二重天剋地冲で最大破壊者の

命式ですから、原爆の主犯であるという説は

どうやらおおよそ正しいのだろうと思います。

 

 

ここからも言えるのは

宿命天剋地冲所有者に

権力を握らせるのは大変危険であるという事なのです。

 

これは歴史が証明していることでもあります。