幼稚園最後の行事「ドッジボール大会」にいって参りました
練習では一度も勝てなかったとクラス担任から伺っておりましたので、保護者も一致団結し応援に力が入りました
第一試合で1勝出来て大盛り上がり
けど2敗し、結果は4位中3位だったんですけどね
男女別だったので、女児は4位中2位の快挙
男女共に1位をとったクラス(運動会の時もそうで、運動能力が他のクラスとケタ違い!それは皆も分かっていたんだよね~)。
そのクラスが初めて一敗したのですが、(他のクラスがやっつけてくれた)それをみた他のクラス全員が「やったぜ!」と喜びました。負けを喜ぶのは好ましくはないかもしれないけど、「良くやったなぁ!」他のクラスをたたえる我がクラスの男児どもの気持ちも良く分かる。
ココに来て初めて負けた子供達もかなり悔しそうにしておりました。
が!次の試合の彼らの猛攻はハンパなかった
色んなドラマがあり、素晴らしい経験だったと思う
幼稚園には沢山の行事がありますが、何故行事を行うかというと、日本の伝統行事を味わい学ぶ事もありますが、なによりそこから得られる経験を味わって欲しいからなんですね。
お遊戯でも音楽でも、運動でも製作でも、大人はついつい結果に意識がいきがちですが、その過程が大事なんです。
出来なかったけど頑張ったらできた!
友達と気持ちを合わせる事が気持ちよかった!
間違えたけど沢山の拍手をもらった。
家族が応援してくれたり、喜んでくれた。
その経験が、自信、自己肯定感、満足感、達成感に繋がり次へのステップとなる。
一見マイナスな、間違えた、泣いちゃった、悔しかった出来事も大きな糧となって、それをバネに頑張ろうという意欲に繋げていきます。
幼児期は「負けても良い、どうでも良い」なんて子供はいません!まだまだピュアですからうまくもっていけばぐんぐん育つんです
他者との関わりがなければ学べないことが世の中には沢山あります。
その社会性を養う第一歩が保育園・幼稚園
だからこそ、世のお母様方にはよくよく「我が子に合った学校を選んで」欲しいと思います
話を戻しまして、最後に副園長先生が
「勝ったクラスは大いに喜びなさい!負けたクラスは思いっきり悔しがりなさい!」
そうおっしゃってうるっときてしまいました
なんでもないような言葉ですが、最近の学校というのは差別をなくす為に、あまり1位2位とかやらないんですよ。学校でも評価のつけ方が◎・○・△とか。×はない。
「良く頑張ったからみんな1位だよ~」みたいな雰囲気です(地域によっても違うかもしれませんが)
TVやパソコン、ゲーム世代の子供達、「ダメならリセットすればよい」的な考えの子も少なくはなく、「負けても平気」「なんとも感じない」という実に感性の乏しいお子様もおります。
勝つ経験も、負ける経験も両方必要です
人生にはリセットなんてないんだよ
幼少期に「勝って嬉しい、負けて悔しい」この気持ちをストレートに感じる事がいかに大事か。
思わず飛び上がってジャンプしたり、ハイタッチしたり、涙が出たり、地面を叩いたり、ありのままの感情を表現する事、感じること。
「オレのボールだぞ!」と奪う子も、黙ってそっと強い子にボールをパスする子も、自分自分で周りを見ない子も、大人からすると「??」な行為ですが、私は素直で可愛いって思います
もちろん後で「あれはどうかな?」って苦言を呈するけれど、興奮していて周りが見えないのは幼児期の特徴だからね。
今しかないでしょ!
ストレートに感情出すことってスゴク大事だよ
この先嫌でも周りの目を気にしたり、遠慮したり、気を使って生きて行かねばならないのだから、遠慮なく自分を出して、時にはぶつかることもあると思うけど、まさにこの経験のこそが幼少期には必用です。
何事にも意味がある。意味のないことは起らない。
これから羽ばたいていく子供達に経験以上の宝物はないんだから。
この幼稚園とご縁があったことに感謝します。
子供達の成長した姿を見るたびに私も頑張ろう!って思えます
沢山の有志を見せてくれて感動を有り難う
羽音