宋休さんの言葉
陶芸家で詩画作家で僧侶で整体療法士で・・・・と
この方は一体??と思われる『柴田宋休さん』の詩画集を
初めて見つけたのは、2年半程前、栃木に用事で出かけたときに
立ち寄った益子町観光協会の売店でした。
何気なく手にとり読み始めたら心がドキッとなり最後まで読みとまらなくなり、
家族のおみやげにごっそり買って帰り、お客さまたちにもすすめたいと、
許可を得てうちのお店で販売させていただいておりました。
書店にはおいていなくて、うちでも完売となり、
今は、待合用に置かせていただいたものを、
お客さまに自由に読んでいただいてます。
ある日も『わぁこの本良いですね』と、
26歳の若さで3人のチビちゃんがいるお客さま。
宋休さんの言葉に興味津々で、
まだ一冊残っていた日めくりカレンダーを購入して、
にこにこと喜んで帰っていかれたのですが、
次のご予約で来店いただいたときに、
手に入れられなくてお店に置いていなかった、
『あるがままに』という宋休さんの一番最初の詩画集を
持ってきてくださったのです。
偶然中古本で見つけたとのことで、
いただいた私は、初めて手にする嬉しさと、
お客さまの優しい気持ちに舞い上がってしまって、
お恥ずかしいことに値段を見て
「わぁこれ高いじゃないですかだめですよー持って帰らないと
えいいのわぁすみません」と
興奮しまくってダダダーっと詰め寄ってしゃべってしまって、
お客さまは「だ、だ大丈夫です、中古だし、自分のも買ったので・・」と
びびりながらもまたまた優しくフォローしてくださいました
本当にありがとうございますm(__)m
私なんて、お客さまが「この本良いですね」と言ってくれたときに
「こちらは完売になっちゃったんですよー」と軽くながしてしまって・・・
申し訳なくてたまりませんでした。
お客さまは、私よりずっとずっと心がきれいで、
だからちゃんと本が引き寄せてくれたんだろうなと思うのです。
こんなとき私は、あーいかんいかん私はほんとにまだまだ全然ダメだよーと
また自分を見つめなおしたくなります。
宋休さんの言葉は、飾らない、そのままで、まっすぐ入ってきます。
自分の思い上がりの心であったりとか、
忘れてはいけない気持ちであったりとか、
またあらためて思いおこさせてもらえます。
なので本当は毎日、反省の意味で1ページでも読みなさいと、
心の師匠からも言われているのですが、
こんなときばっかり頼って読みたくなってしまうんですよね
宋休さんスミマセン、講演会や展示会に行ってみたいなぁと思うのですが、
こんな私なので、うしろめたくて、ちびまるこちゃんの野口さんのように
柱の影からじーっとでも、本当にいつかお顔を見に行きたいです