これは文学ですね。✨詩のような映画✨
新海誠監督 ☘️言の葉の庭☘️
神秘的な一瞬をとらえた写真のような映像美を
絵画的に加工したような作品。
胸に迫る素敵な作品です。
が、構成に欠落感があるのはなぜでしょう。
ドラマとして最後の肝となる結末が無く、その先の内容の掘り下げが避けられているため、物足りなさが残るのかもしれません。
時代を超えて長く残っていく多くの名画には、見る人の心の深い所を突き動かし、その人生を変えてしまうような深い言動、結論があるものです。
新海監督がずば抜けた才能を作品として昇華している事に感服します。
こんな捉え方もあるのかもしれません。
◆あえて結論を描かない効果◆
ドラマ最後の決め手がすっと消えていく、結末は観客に委ねられている。登場人物の揺らぎやすい年齢や、関係の不安定さが、この作品のみずみずしさを際立たせている。
長い人生の中で、一瞬で消えていく儚くも尊い時間。夢と現実の交錯する夢幻の時を描いた、素晴らしい作品です。
文学のように、心の機微が映像で見事に表現されている稀有な作品を、ぜひご覧下さい。
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