大学時代に競技用ダンスに夢中になった時期がありました。
大学祭のダンスパ-ティで全然踊れなかったことから
舞踏研究会を覗きにいったことがきっかけ。
友人とふたりで入会したのです。
当時、東京外大は女子が極端に少なかったので
それまでは、外部の女子大との連携でやっとの状態。
当然、同じ大学の女子ふたりは歓迎されました。
まるっきりステップも踏めないのに・・・
やがて、手とり足とりの指導を受けているうちに
音楽の流れにのってカラダを動かす楽しさに
どっぷり浸かっている自分に気づきます。
ときどき、プロの教師の指導もあったりして
自分では気づけない癖などに妙に納得することも。
ある冬の寒い日、部員数名で
その教師のダンス・スタジオを訪れたことがありました。
初めて見る本物のダンス・スタジオ。
大学のコンクリ-トのざらざらした床とちがって
どこまでも滑らかな木材張りで
磨かれて磨かれて、鈍い光を放っているかのよう。
冬だというのにスタジオの片隅に扇風機が・・・
そうなんです。
パ-ティ用ダンスとちがって
競技用ダンスはスポーツなんですね。
友人はタンゴが大好きで、そういう雰囲気をまとっていました。
私はというと
タンゴのメリハリの利いたリズムと
物悲しいメロディにこころは惹かれるのですが
カラダが思うように動かないのです。
(私の顕在意識を表す星のなかに、テキパキと動く資質が
見られるのですが、タンゴに関しては開花していなかったかな?)
どうやら
3拍子のリズムと水が流れるような雰囲気のメロディーライン
つまりワルツが性に合っているらしい。
(私の潜在意識領域に水の干支がふたつも、つまり海と川があることが
宿命表から分かったとき、そういうことかと納得。水はつねに流れていないと
腐ってしまうものね)
(また、子どものころから「病気の問屋」といわれた私が
宿命表のエネルギ-数値を見たとき、そんなはずはないと絶句。
男性の標準値を越えていたからです)
(潜在意識は想いました・・
大好きな音楽にあわせてステップを踏めば
内側のエネルギ-が放出されるので
エネルギ-数値のバランスがとれるだろうと)
(今にして思えば
自分で選んだ魂の設計図のとおりに
目の前に現われた現実にあらがうことなく行動した結果かと)
この日も
ひとりひとり自分の好きな曲で
先生が相手をしてくれることに。
私の番になりました。
普通は左手を先生の右腕上部に
右手はお互いに取り合って踊ります。
ところが、先生は手を離したまま
ウェスト部分が触れるだけの状態で踊りだしました。
わずか20㎝程度の接触面で誘導しているのです。
先生の意図するステップが伝わってくる不思議!
「あれっ?私の足は確かに床についているはずなのに」
まるで宙を舞っている感覚なんだけど・・・
先生は手を使っていないから
私のカラダを持ち上げているはずはないし・・・
なのに
床上10センチあたりを
滑るように踊らされていた感覚だけが残りました。
清らかな流れにのって舞う花びらのような浮遊感は
後にも先にも一回だけのギフト。
あの浮遊感は
自ら選んだ魂と星たちの美しい部分がもたらしてくれたもの。
そんな感慨に浸っています。







