チャールズ2世が
スペインから持ち込んだ
豪華な朝食という習慣は
ずっと英国王室の伝統となり
残っていました
250年が過ぎた
ある日も
英国王室の威厳は
朝から始まっていました
1時間以上
時間をかけてゆっくりといただく
スペイン王室式の朝食・・・
しかし
その時は訪れました
ジョージ5世(1910年から1936年)の
お妃メアリは
朝食に1時間以上かけている事に
無駄を感じていました
それまで
8コースでのご用意だった
豪華な朝食ですが
(↑ スペイン王家風)
これを一皿に盛り合わせるよう
命令したのは
メアリ王妃
だと伝わっています
現在も
English breakfast・・・
豪華な朝食スタイルとして
世界的にホテルの朝食で
ご用意があります
サロン教室・English breakfast
ところで
チョコレートの専属シェフを
宮殿内に置かなかったなど
質素倹約を心がけた
ジョージ3世でしたが
次のジョージ4世(在位1820年から1830年)に
その精神は
引き継がれる事がありませんでした
リージェンシーの時代(1811年から)
として知られている
ジョージ4世(1820年から1830年)は
チャールズ2世から続く
英国王室の権威と威厳の象徴を
さらに充実させてゆきました
今や
フランス人料理人
「アントナムカレーム」の名前を
知らない人は
いらっしゃらないかもしれません
アントナム・カレーム wekipediaより
彼はフランスの外相だった
タレーラン(1754年から1838年)
お抱えの料理人であり
ナポレオン失脚後は
パリで各国の外相を
素晴らしいお料理でもてなしました
カレームは
ジョージ4世の誘いに応じ
イギリスへ行きました
おそらく
英国王室の一番素晴らしい
シェフ兼パティシエだ
と伝わっています
ジョージ4世の宴会では
背の高いお菓子の塔を作成し
そこにはチョコレートも飾られました
細かい飴細工やシュガークラフト
なども披露され
常に独創的なお料理で
ジョージ4世の宴会を盛り上げ
招待客を喜ばせていました
特に1817年に開催された
ジョージ4世と招待客のための大宴会で
アントナムカレームは
沢山のお菓子とお料理を用意しました
テーブルの上の高さ1mにもなる
8つのセンターピースは
招待客の目をひきました
センターピースとは
テーブルの中央に並べられる
テーブル装飾品のことです
それらは
プロフィットロールの塔
ロイヤルパビリオンの模型など
飴細工やシュガークラフトやマジパンなど
当時大変贅沢なチョコレートやお菓子
砂糖、アーモンドなどで作られていました
ロイヤルパビリオン
まさに
英国王室の権威と威厳を
表すにふさわしい
センターピースでした
圧巻なテーブル装飾に
圧倒されながらの
美味しいお食事
さぞ
素晴らしかったことでしょうね
そして
いよいよ
ヴィクトリア女王の時代を迎えます
次回お楽しみに
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