ちゃこは
地域のさびねこの
ママ猫から生まれた
本当に美しい茶白の猫でした
地域に猫が増える原因は
いろいろありますが
今回のきっかけは
都市計画にありました
道路の拡張工事で
沢山のお家が立ち退き・・・
その際に
置き去りにされた猫達や
そこがテリトリーだった猫達は
他の地域に入っていき
一気に地域の猫達が増えました
猫は多産なので
1年に2度出産し
どんどん増えて・・・
そして
いろいろな事が原因で
簡単に仔猫が亡くなりました
なんとかしないと
ずっとこの繰り返し
これが当たり前な状況下で
子ども達が育ったら
それは
戦地で育った子ども達と
何が違うのでしょうか
そのような思いがきっかけで
町会役員の方々がメンバーの
NPO法人の地域猫活動が始まりました
ちゃこの尻尾に異変を感じたのは
今から五年前
尻尾に何か
亀裂が入っている・・・
その後
なかなか姿を見せなくて
そして
久しぶりに見た
ちゃこの尻尾に驚きました
それが
ちゃこの尻尾の怪我の始まりでした
6㎝幅
尻尾の皮が剥けていて
血が出たまま
そして
1年が過ぎ
このまま外にいたら
感染症に感染して
亡くなってしまうのではないか・・・
と思い
やっと捕獲できたのが
四年前
NPO法人の役員の方の
アパートの一室をお借りして
保護部屋生活が始まりました
最初の一年間は
ちゃこの気が立っていて
とても誰も触れなくて
ずっと食事とお掃除の
お世話だけでした
捕獲して1年後から
獣医さんの往診をお願いして
ちゃこの尻尾の怪我の
治療が始まりました
治療開始から
4年目の今年
↑ ちゃこの尻尾の怪我に
皮膚が生まれました
まだ
汚れを落すために
ぬるま湯とコットンで洗うと
少し血が出てしまうけど
でも
手で触っただけなら
皮膚の感触があります
ようやく
怪我の傷が
皮膚化したと
獣医さんからもお言葉をいただき
余りのうれしさに
普通に呼吸が出来なくて
酸欠で倒れるかと思いました
この4年間・・・
色々あったけど
ちゃこの頑張りで
全て報われました
どうもありがとう
ちゃこちゃん
完全に出血しなくなるまで
そして被毛が生えるまで
まだ時間はかかりますけど
ようやくトンネルの出口が
見えました
ちゃこにとって
治療は痛くて辛かったと思うけど
それでも
ちゃこは一度も
私たちを
噛んだりひっかいたりしませんでした
どこかで私たちを
信じてくれたのだと思います
完全に出血しなくなるまでは
まだあともう少し時間がかかるかもしれませんが
一緒に頑張ろうね!!