05番サンライズサンセット

◆０5番（サンライズサンセット）

イエロー／レッド

対応タロット：教皇（アウトワードジャーニー）

チャクラセット（第1チャクラ）

占星術：しし座のヒーリングボトル

０４番はサンライトボトルで、太陽の光のボトルでした。

この０５番は、太陽が昇り、太陽が沈む、という名前。

人生の浮き沈み、みたいですね。

上昇モードのときもあれば、下降していくこともある。

それが、宇宙の法則です。

昇りっぱなしの太陽や、

沈みっぱなしの太陽というものはありません。

朝が来るから夜もくる。

夜があるから朝がある。

このボトルは、オーラソーマの生みの母、

ヴィッキー・ウォールさんの

ソウルボトル（魂を表すボトル）として有名。

まさに、このボトルはヴィッキーの人生を
表しているようです。

ごく幼少のときから継母からの虐待を受け、
16歳で家出。
薬局（ハーブ調合薬局）で住み込みで働き、
ハーブのスペシャリストとして研鑽を重ね、
数々のオリジナル製品を世に出し、

その後、足の専門医としても大成功を収めます。
また、戦争中には救急車の運転手として活動し、
最も必要なときにその場に到着する才能があって

ペガサス（シンクロニシティの象徴）と、

ニックネームをつけられたほど。

ヴィッキーはどんな場所でも、
自分を最大限に使い、
花を咲かせる人だったのです。
それは人から見たら、どこにいても輝きを放つスター。
まさに、獅子座的な女性だったに違いありません。

そんなヴィッキーが3度の心臓発作により
心臓の機能の６０％を失い、加えて、
糖尿病の悪化による失明という運命に。

さらに、それまで働いて築いた全財産も家も

全て失うという最悪の事態。

そのとき既に、ヴィッキーは60歳を越えていました。

もし、自分に同じことがおきたら、
もうこれで人生終わり、と私だったら思うでしょう。

文字通り、全てを無くす体験です。

しかも、引退生活に入ろうとしていた60代で、
目も見えず心臓もほんの少ししか動かない。
住む家も、全財産も失い失意のどん底にあった
そのとき、

ヴィッキーはきっと、
何かとてつもなく大きなものを受け取るための、
空っぽの聖杯となっていたのです。

そのために、神様がヴィッキーを選んだのでしょう。
だから、空っぽになる必要があった。

その後に起きたことが、
このボトルのタロットカードに描かれています。

色と光が、ヴィキーを通してやってきたのです。
生命の木を通して、無尽蔵の光が、
美しい、生きた宝石のようなボトルとして、
この世界に、やってきました。

それが、オーラソーマの始まりです。

私たち一人ひとりも、
サンセットとサンライズのように、
上昇したり、下降したり、
空っぽになったり、満たされたり、
そうやって、大宇宙の中で、
ハーモニーを奏でているのです。

だから、空っぽになったときほど、
不安にフォーカスせずに、
これから、この聖杯である自分自身に
何が満たされていくのか？
その期待を持っていられたら素敵ですね。