オーラソーマのクイントエッセンス“ホーリーグレイル＆ソーラーロゴス”。ホーリーグレイルは聖杯。だから、このクイントエッセンスは自分の中の聖杯の質を成長させてくれる、受容性を高めてくれる、受け取り分かち合う質を目覚めさせてくれる・・・・そんな、聖なるエッセンスです。
でも、“ソーラーロゴス”って何だろう？？。それについてはテキストにも書いていないし、直訳すると“太陽の言葉”です。でも・・・太陽の言葉って何？？。ますます謎は深まるばかり。
ところが、この本。エハン・デラヴィさんの 『太陽の暗号』 に、“ソーラーロゴス”について２０ページ以上にわたる詳細な説明が掲載されていたのです。以下、ちょっとかいつまんでご紹介します。
古代ギリシャの賢人たち、プラトン、ソクラテス、ヒポクラテス・・・・彼らが描いた哲学的概念を一言で表すと“ソフィア”と言う。ソフィアとは智恵を意味するが、賢人たちが探究した智恵はただの智恵ではなく、“生命と宇宙における究極の真理＝神”だった。その、究極の真理＝神を“ロゴス”という。
その実践は非常にスピリチュアルなもので、信じれば救われるというのが普通の宗教だとしたら、彼らが求めたのは、神＝ロゴスをダイレクトに感じようとした。そのような在り方で“ロゴス”を知ることを、“グノーシス”つまり霊的知識と言った。
・・・・・・と、最初の１ページ目でまず、『ソフィア』 『ロゴス』 『グノーシス』というオーラソーマでも出てくる３つの神秘が繋がっていることを理解。エハンさんの本は難しいことを、すごくわかりやすく書いてくれるので有難いです。
“ロゴスは究極の秩序”。万物の生成変化を支配する永遠の原理を、ギリシャの哲学者は『ロゴス』と考えた。
よって、聖書に書いてある『ロゴス＝言葉』は誤訳であると・・・・・。ヨハネによる福音書『はじめにロゴスがあった』が、ギリシャ語⇒ラテン語⇒英語と聖書の翻訳が進むにつれ、ロゴス＝言葉、と置き換えられてしまったというのです。
そして、いよいよ『ソーラーロゴス』についてです。古代ギリシャ人は“宇宙全体と全ての生命を治める最高の法則として『ロゴス』を考えたが、その見えない『ロゴス』の投影が、私たちの見ている世界であり、この見える世界（現実界）と見えない世界（ロゴス）の間にある『扉』が、太陽であると考えた、のだそうです。
つまり、太陽を、神（宇宙全体の秩序=ロゴス）が物質的に表れたものだと考えました。それが『ソーラーロゴス』です。
『ソーラーロゴス』は３つの相をもっているそうです。それは私たち人間が、ＢＯＤＹ ＭＩＮＤ ＳＰＩＲＩＴの三位一体の存在であるのと同じように、太陽も３つの側面を持った三位一体存在なのだそうです。その考えを、古代ギリシャ以降再び世の中に提示したのが、神智学
のアニー・ベサント、ヘレナ・ブラヴァツキー、アリス・ベイリーであった、と、エハンさんは書いています。
※神智論とは『人類の起源が一つならば、さまざまな宗教に説かれている真理もまた一つである』というもの。その真理探究の姿勢は、ロゴスを探究した古代ギリシャ人のようだ、とエハンさんは記しています。
さて・・・太陽の三相とは、①セントラルサン（太陽のスピリット）②太陽のハート（太陽の意識）③物質的な太陽（太陽のボディ）です。この３つが合わさった『ソーラーロゴス』から、私たちは、太陽の３つの側面のパワーを受け取っているのです。
そして、“我々一人ひとりが、ソーラーロゴスの反映である。ボディ・マインド・スピリット、といった三重構造は“ソーラーロゴス”の三重構造の反映である・・・・・・・と結ばれています。
この、三重構造の太陽、と聞いて思いだすものがありませんか？
そう。アイン、アインソフ、アインソフオール。生命の木 の上に存在する、源の無限大の光の三重構造です。古代ギリシャにおいて、神智学において、『ソーラーロゴス』と理解されたものは、カバラでは、生命の木の上の源の光なのでしょうか。
ところで、神智学において、マスターという存在が明らかにされました。そのマスターと関連する、オーラソーマのマスターボトル＆クイントエッセンスです。源の意識を、人間が受け取りやすいように変圧器のように働いてくれるのがマスター存在だ、とヴィッキーさんは言いました。
そしてまた、マスターの質は私たち一人ひとりの内側にあり、それを目覚めさせるきっかけとして、源の光から流出した異なる光（色）のマスターのクイントエッセンスを使います。
あるマスターは無条件の愛(ピンク）を担当し、あるマスターは癒しや変容（バイオレット）を担当する、あるマスターは集合無意識（ターコイズ）と繋がることを担当する・・・・・・・・・・・。
これらの、全てのマスターの光（意識）がやってきた源が、“ソーラーロゴス＝神（宇宙全体の秩序=ロゴス）”なのですね。
クイントエッセンス“ホーリーグレイル＆ソーラーロゴス”は、全てのマスターの意識がやってきた源、“ソーラーロゴス＝神（宇宙全体の秩序=ロゴス）”の意識を受け取る（または目覚めさせる）ために、自分の中の、ホーリーグレイル（聖杯）を育てる、という意味が込められているのでしょうか・・・・☆
オーラソーマって、すごいです。
