短く解りやすい文章で木蘭拳のことを説明する必要が出てきます。
普段はお稽古を繰り返しているだけなので、とても考えさせられる機会です。
ダイエットエクササイズでもないし、ヨガのようなオシャレさもない。
でも、良いと思ってやっているからにはそこを説明できないといけない。
これが難しいところです。
今日のお稽古でも感じたのですが、
同じことを繰り返していくと何かしら内側への問いかけに繋がって壁にぶつかります。
茶道のお稽古にもときどき行くのですが、
そういった内側への問いかけを経験する点は同じと感じます。
茶道には点前という型があり、
木蘭拳でいうところの簡化一路二十四式は
薄茶点前という感じです。
基本の型を繰り返していると、毎回毎回
色々なことに出会います。
そのときの自分がごろごろ表れてくるような経験をします。
型をとおしてそういった経験をすることがとても面白くて厳しいところだと思うのですが、
短く解りやすく説明できなくていつも悩むところです。
深い呼吸をしながら全身を大きくゆっくり動かすので、循環を促して代謝を高める効果も確かにあります。
続けて稽古すれば姿勢が良くなり筋力が備わってきます。
結果、健やかさや美しさが増した印象に変化することもあります。
でも、木蘭拳の素晴らしいところはそこじゃない。
私の中でそういう思いがあるので、「精神の鍛錬」という頑固な表現を含んだ講座紹介になっています。