ご無沙汰しております。
久々の更新です。
ある本と出会いました。
保江邦夫著 風雲舎
ノートルダム清心女子大学の教授であり武道家でいらっしゃる先生の著書です。
あらためて武術とは何かを思い返すきっかけとなり、
とても助けられました。
中国武術 木蘭拳
として、木蘭拳のことをお伝えしているわたしですが
木蘭拳を闘って人を倒したりするための武術だと思ったことはありません。
組手をしないので、見た目にも闘う感じではありません。
でも、武術と言っている。
上海の先生がそう言っているので、わたしもそう言っていました。
違和感はたっぷりありました。
でも、稽古を重ねるうちに 武術としてとらえることに違和感がまったくなくなっていきました。
そのことをなんとか自分の言葉で表現してお伝えできれば、と稽古ではいつも思っています。
合気道の創始者 植芝盛平先生の表現をそのままお借りすると
武道とは、
「森羅万象を正しく産み守り育てる神の愛の力を、わが心身の内で鍛錬すること」
となるそうです。
わたしは、このからだですることは宇宙にすることだと信じています。
それが本当のことかどうかはわからない、と思われる方があるかもしれません。
わからない、かもしれない。
だけど、もし それが本当だとしたら
どのように木蘭拳の型を動きますか?
市民講座にきてくださっている有志の方々が、次の講座まで間があくのでと稽古を設定してくれました。
その稽古が今日だったのですが、
体感してもらう機会になればと思いお伝えしました。
ある方が言ってくださいました。
「信じることは いいことです」
わたしは、とても嬉しかったです。
そしてマザーテレサの言葉を思い出しました。
「わたしたちは成功するために呼ばれたのではありません。
信じるために呼ばれたのです。」
木蘭拳の型をとおして
どこまでも届く腕の動き
どこまでも深く踏み入れられる足の裏
からだの中心から動きはじめて
それがどこまでも広がって
また自分の中心へと戻ってくる。
感動を体感していただけたでしょうか。
わたしは感動していました。
皆さまの明日にも幸運と感動がありますように!!!