「丹田に力を入れる」!? | 舞のように美しい中国武術「木蘭拳」のブログ

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木蘭拳(モクランケン)は舞のようにゆったりと優雅な
中国武術の新拳種です。

今日のクラスでお話ししたことを記録しておきますね☆



最近、いろいろなエクササイズの方法の中で


「丹田」という表現を多く見かけるようになりました。


やっぱりビックリマーク目に見えないものに対しての受け皿が


大きくなってきている気がしますニコ




それらの中に時々 「丹田に力を入れる」 

という表現が使われていることがありますが、


これはなかなか難しい表現と感じています。

(異を唱えようというワケですうん






丹田(臍下丹田)に力を入れようとする意識は、


下腹部に力みをつくることに繋がります。


それは、身体の一部を固めてしまうことになります。





いつもそう感じるのですが、丹田は肉体の動きの初動点です。


なので、そこを固めるようにする意識では


ムーヴメントに不自由さが感じられます。





最近の人気のキーワード 「体幹」 を鍛えるためのからだへの意識


からだのどこかを固めてエネルギーの滞りをつくるのではなくて、


自由なムーヴメントの中から得られるものが理想で


そこには同時に素晴らしい安定感があります。





なので、「力を入れる」と言うよりは、


「存在するエネルギーの量を増やす」


と言った感じがします。






これはわたし個人の感覚ではありますが、


共感していただける方も多いのではないかと思い


ここに記録してシェアさせていただきました手