先日、とても美しい展示に行ってきました。
会場に一歩入った瞬間、まるで花の記憶の中を歩いているような、
静かで、でも確かに息づいている空間でした。
壁も床も白い花びらで覆われていて、
その上に佇むドレスたちは、まるで時間をまとっているように感じられました。
黒と白の刺繍が織りなすシルエットは、
装飾というより“構造”として語りかけてくる印象があったのです。

中でも印象に残ったのは、
細やかなフラワーモチーフが施されたセットアップ。
まるでレースで描かれた小さな庭のようで、
光のあたり方によって見える陰影がとても美しかったです。
そして、深いブルーに小さな花がちりばめられたドレス。
静かな夜空に星が咲いているようで、
そこだけ時間がゆっくり流れているように感じられました。
それは「着るためのドレス」というよりも、
「記憶に残るドレス」。
そんな佇まいに、しばらく心を預けていたような気がします。
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