車椅子看護師の前田直美です。

 

 

時々「私、更年期なかったよ!」という話をききます。



実はこれ間違いなんです。

今日は豆知識として、更年期、更年期症状、更年期障害の違いを簡単にお話ししていきます!

 

 

先ほど間違っているといいましたが、何が違うと思いますか?



 更年期は閉経の前後5年、計10年の期間のことをいいます。

誰もが必ず通る道なので「更年期がない」というのは間違いなんです。


 

きっと症状がなかったという意味でいっていると思うのですが、表現的にちょっと間違っているので、ここで訂正しておきますね!

 

更年期を知らない人が話を聞いたら、更年期がない人もいるんだと誤解してしまうので、気をつけましょう。

 

 

次に更年期症状についてです。

更年期症状は更年期に起こるさまざまな不調をさします。

 


症状はさまざまで300以上あるといわれており、一部を紹介すると、

 

自律神経の乱れによるホットフラッシュ、動悸、疲労感、冷え、頭痛、肩こり、めまい

精神症状としてみられる情緒不安定、イライラ、うつ、焦燥感、不眠、無気力、気分の浮き沈み

女性ホルモン減少による腰痛、肩こり、関節痛、指のこわばり など。

 

それぞれ症状については、また別日にお話しします。



更年期障害は、仕事や家のことをするのに支障がでるほど重い症状のことをいい、治療が必要です。

治療すれば改善することが多いですが、中には長引くケースもあります。



辛い時は婦人科に相談してみてください。


それぞれの違いを簡単にお伝えしましたが、ご理解いただけましたか。

 

似たような単語でわかりにくいですが、なんとなくでもわかってもらえたら嬉しいです。