おはようございます。
天然酵母パンLab
主宰、岡本まどかです。
パンを仕事にしたい方から、
よくいただくご相談があります。
「もっとパン作りが上手になったら、仕事にできますか?」
この気持ち、とてもよく分かります。
パン教室を始めたい。
パンを販売してみたい。
いつかマルシェに出てみたい。
そう思ったとき、多くの方が最初に考えるのは、
もっと上手に作れるようにならなきゃ。
もっとレシピを増やさなきゃ。
もっときれいなパンを焼けるようにならなきゃ。
ということです。
もちろん、パン作りの技術は大切です。
おいしいパンを作れること。
安定して焼けること。
人に安心して届けられること。
これは、パンを仕事にする上で欠かせません。
けれど、今日お伝えしたいのは、
パン作りの上手さだけでは、仕事にはつながりにくい
ということです。
小さなパンマルシェで見えたこと
先日、東京・世田谷の桜上水パンアトリエで、
小さなパンマルシェを開催しました。
ありがたいことに、
全粒粉100%パンは30分で完売しました。
この結果だけを見ると、
「パンがおいしいから売れたんですよね」
「パン作りが上手だから完売したんですよね」
と思われるかもしれません。
もちろん、おいしいパンを届けることは大前提です。
だけど、実際にマルシェをして感じたのは、
お客様はパンそのものだけを見ているわけではない、
ということでした。
このパンは、どんな人のためのパンなのか。
どんな暮らしに役立つパンなのか。
なぜ今、このパンを選びたくなるのか。
そこが伝わったとき、
パンはただの商品ではなく、
お客様の暮らしに必要なものとして受け取っていただけます。
パンは作れるのに、仕事にならない理由
パン作りを学んできた方ほど、
ここで止まりやすくなります。
レシピはある。
資格も取った。
Instagramにも投稿している。
家族や友人から「おいしい」と言われたこともある。
それなのに、いざ仕事にしようとすると、
何を販売すればいいのか。
どんなレッスンにすればいいのか。
誰に届ければいいのか。
いくらで案内すればいいのか。
どう募集すればいいのか。
ここで手が止まってしまうのです。
これは、パン作りの才能がないからではありません。
努力が足りないからでもありません。
多くの場合、足りないのは、
作れるパンを、お金をいただける形に整える順番
です。
パンが作れることと、
パンを仕事にすることは、同じではありません。
作れるパンを、
誰かが「欲しい」と思える形に変えていく必要があります。
大切なのは、届ける相手を決めること
パンを仕事にするために、
最初からたくさんの種類を用意する必要はありません。
むしろ最初に大切なのは、
届ける相手を決めることです。
たとえば、同じパンでも、
忙しい朝に、家族に栄養を届けたい人に向けたパンなのか。
素材にこだわりたい人に向けたパンなのか。
子どもと一緒に安心して食べられるパンなのか。
パン教室の初回レッスンとして届けるパンなのか。
届ける相手が変われば、
伝える言葉も変わります。
伝える言葉が変われば、
レッスンの内容も、販売の見せ方も変わります。
だから、パンを仕事にするためには、
ただパンを上手に作るだけではなく、
自分のパンを、必要としている人に届く形へ整えること
が大切なのです。
天然酵母パンLabで大切にしていること
天然酵母パンLabでは、
レシピをどんどん増やすことを目的にしていません。
大切にしているのは、
5種類のパン生地を土台に、
自分のパンを仕事にできる形へ整えることです。
5種類のパン生地があると、
毎回ゼロからメニューを考えなくてよくなります。
初回レッスンにするパン。
継続レッスンに広げるパン。
季節メニューにするパン。
販売やマルシェに展開するパン。
このように、
ひとつの土台から仕事につながる形へ広げやすくなります。
パン作りが上手なことは、素晴らしい力です。
だけど、その力を仕事に変えるには、
何を教えるのか。
誰に届けるのか。
どう募集するのか。
どんな言葉で伝えるのか。
ここまで整えていく必要があります。
小さなマルシェは、仕事になる順番が見える場所
小さなパンマルシェは、
ただパンを販売する場ではありません。
自分のパンが、
どんな人に届くのか。
どんな言葉に反応していただけるのか。
どんなパンが手に取られるのか。
どんな悩みや願いに応えられるのか。
それを実際に見ることができる場所です
。
だからこそ、私は小さなパンマルシェを大切にしています。
大きく始める必要はありません。
最初から完璧に整える必要もありません。
小さく届けてみることで、
自分のパンが仕事になるヒントが見えてきます。
まとめ
パン作りが上手なことは、
パンを仕事にする上で大切な土台です。
けれど、仕事にするためには、
そのパンを必要としている人に届く形へ整えることが必要です。
パンは作れる。
だけど、まだ仕事になっていない。
そう感じている方は、
もっとレシピを増やす前に、
自分のパンを届ける順番を見直してみてください。
小さな一歩からでも、
パンは仕事に変えていくことができます。
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