なかなか終わらない、蓼科回想・・・・・。これほど、時系列に書き連ねるつもりはなかったのだが、次の出来事は、やはり省くわけにはゆかないかなぁ・・・・・。
義母を見送ってから、帰り道。
メガストアというスーパーに寄って、夕食用に少し買い足す。前日の夕食の、夫お手製のリゾット(缶詰めの貝柱、トマト味)が、たっぷり2人前残っていたので。
コテージに戻り、片付けなどしていると、電話が鳴ったので、夫が出た。
「何か、お届け物だって」というので、何かしらね??と首をかしげていたら、玄関のブザーが鳴った。
私が出て行くと、コテージのフロント係の男性の姿が。手には大きな花束・・・。
「御主人から、奥様がお誕生日ということで、花束をお届けするようにと。」
えぇぇ???? あの、お誕生日、明日なんですけ・・・・・と、思わず口をついて出た。
「あっ、そうですか!」と、ニコニコ顔で屈託ないフロント係。ともあれ、どうも有難う!と笑顔で受け取る。
傍らの夫に、「お誕生日、明日よ。」と言うと、明後日帰るので、たった一日ではもったいないと思ったそうだ。
事実、義母が帰京する前の晩、私の誕生日のことは話題にのぼっていたので、夫も承知していたはず。つまり、夫は、花束を持ち帰らないという予測のもとに、1日早く届けさせたのだが、どう致しまして、しっかり持ち帰った(笑)。
私の大好きなピンク色の花とラッピングのブーケ♪
記憶が定かではないのだが、たぶん結婚した当初は、お互いに誕生日のプレゼントを贈っていたような気もする・・・・。でもいつのまにか、お祝いするのは、子どもたちの誕生日だけになってしまって久しい。そんな中でのブーケのプレゼントは、本当に思いがけなくて、嬉しい。
・・・・・そういえば、その日の朝、ちょっと散歩に行ってくると言って、夫は出かけていった。
ここのコテージでは、その手のサービスを請け負っているの?と聞くと、そうではなくて、ちょうど町に出る用事があるので、花屋に手配して下さったのだそうだ。思わず、値段を聞く私は、やはり主婦か・・・?!
その値段は、東京でアレンジしてもらったら、とてもこのボリュームでは出来ないだろう、と思われるものだった。
ピンクの透かし百合の大輪の花をメインに、真っ赤な薔薇と白バラをあしらってある。
このまま持ち帰るか、或いはバラすか・・・・結局、解体すると収拾がつかなくなりそうだったので、束は解かないことにした。
何はともあれ、フレッシュなうちに「記念撮影」の嵐!!!
窓辺の椅子にそっと置いて、アングルを変え、ホワイトバランスや設定を変えて、デジカメでパチパチと撮影。ついでに、携帯でも、念押し撮影(?)。さっそく、携帯の待ちうけ画面に採用。
それから、ブーケの持ち主である私との集合写真を何枚か、夫に撮ってもらった。これだけ撮ったら、気が済むというものだ。
帰京する土曜日の朝まで、コテージのリビングダイニングの真ん中で、百合と薔薇が馥郁たる香りを振りまいて、存在感絶大のブーケであった・・・・・。
翌日、蓼科で終日過ごすのは最後、という日。午前中は、再びの長門牧場で、ソフトクリームを堪能、帰宅後の分も含めて、パンを買い求める。
午後は、マリーローランサン美術館へ。「世界唯一の専門美術館」なのだそうだ。私にとって、馴染みのある彼女の絵は、淡いピンクとか、くすんだ青、グレーなどのパステル調のものだが、黄色、緑、緋赤などの鮮やかな色使いの作品が印象的だった。
この美術館は、ホテルに併設されていて、ホテルの庭は、野外彫刻美術館、つまり彫刻公園にもなっている。きれいに刈り込まれた芝生に季節の花、橋のかかった人工池に噴水、さながら軽いハイキングコースのような、白樺の木立の繁った丘・・・・・そんな散策路に沿って、彫刻が点在する。覆いの無い空間に置かれた彫刻は、その周囲の風景全体を自分の背景としている。
ほとんどの作品は、邦人によるものだったが、ロダンとルノアールの作品が各々一点ずつ展示されていた。
ロダンの作品、「岩の上のイヴ」。
ルノアールの作品、「洗濯女」。