何ヶ月ぶりか、思いっきり泣きました。
一瞬すごく大事なものを失ってしまったと思いました。
とても遠くにいる人だけど、戦友みたいな感じの人を、
知らないうちに傷つけていたのかと思って、
もうメールを送らないつもりで謝って関係を断とうと思いました。
少し前からその人は今のところ一番近しい間柄の人から実態のない疑いをかけられていて、
疑っている人とも交流があった私は疑っていることを相談されて、
「そんなことはない」と励ましたり慰めたりしていました。
本当に何もやましいことがないと周りの人が言ったって、
大事な人だからこそ、
心の底から信じてあげられなくて疑いたくなる気持ちも分かるのです。
でも本当に何も無いのに、
身近にいる人から疑われ続けて仕事も多忙そうで、
常に気が休まることが無い様子のその人を見ていることが私には出来ませんでした。
相談を受けていることすら後ろめたいことに感じられて、
「信じてあげてほしい」と言って疑っている人にまず少し距離を置くことを伝えました。
仲良くしていると思わせて実は自分のことを探っているんじゃないかと思われていると思いこんでいた私は、
名前は言ってないけどそれは私のことじゃないのか、
今まで嫌な思いをさせていてごめんとメールを送り、
距離を置くことにしました。
どんな返事が返ってきても受け入れよう、
返事が返ってこなかったらそれでいいと思い、
結果見事に私の勘違いだったことが分かりました・・・
違うよって返信を見た途端にぶわっと涙が溢れて来て、
深夜なのを忘れて壁一枚の先に母と妹が寝ているのを忘れてわんわんと泣きました。
落ち着いて安心してまだ仲良くできるんだと分かって、
大事な絆を失くさなくて済んだんだって分かって、
すごくすごくよかったと思いました。
現実には殆ど接点が無い人だけど、
顔と名前と声とetc、少しのことしか知らないかもしれない人だけど、
どんなにその人のことが大事だったのかも痛感しました。
本当に本当に心臓が切り刻まれるような時間を感じたけど、
でもちゃんと言ってみてよかったなって思えました。
その人には余計な気苦労をかけたような気もします。いや多分かけたと思います。
「これからもよろしく」って言えたことがとても嬉しかったです。
いつだって何があったって、たぶんずっとその人の味方でありつづけるんだろうなと感じました。
一層決意みたいなものも固まりました。
疑っている人にはもちろん疑いの目でその人を見てほしくないとは思っています。
でも誰が怪しいんじゃないかと言われても、違うんじゃないかって声をかけることしかできないだろうし、
それ以外のことをしたいとも思えない。
もう二度と大事なものを失いたくないし、
自分から大事なものを手放したくない。
今は疑っている人に距離を置くと宣言してよかったと思っています。
自分から少しでも関わったものに背中を向けるのは、
本当はトラウマのように苦しいんだってことは分かってます。
一度捨てられかけたことが忘れられないからです。
だからこんなに安心したし怖かったんです。
背中を向けられたくなくて最後の一線を繋いでしまうことはよくあったけど、
それは優しさでもなんでもない、中途半端な未練がましいものだと思えました。
その人が悩んで苦しんでいることを、片っぱしから消してあげたい。
これからもよろしく。