映画「虹の女神」の主題歌。

この曲自体はちょっと昔の曲みたいなんですが、


映画の製作話が進むにつれて作品のイメージにぴったりだということで、


この曲を主題歌に!ということになったそうな。






「虹の女神」大好き人間の意見を言わせてもらうと、


本当に映画の世界観とこの曲はよく合っていると思う。


ピアノの透明感ある出だしから始まり、穏やかな前奏。


過ぎ去った記憶をゆっくりと思い出す歌いだし、


Bメロで回想は幻想性と神秘性を帯びながら鮮やかさを増していき、


言葉少なに「あの時」の気持ちを吐き出すような強いサビに続く。


主人公智也、ヒロインあおい、両方の気持ちを表してる歌だと思う。






映画が好きで好きになった曲ではあるけど、


この一曲を愛しく感じられるようになったのはこの


「過去に置いてきた懐かしいものを思い出させてくれる」


ノスタルジックさに惹かれたから。


サビの力強い筈なのに儚さも感じる種ともこの歌声を聴いていると、


時々ぎゅうっと胸が締め付けられるように痛くなる。


大好きだったもの、大嫌いだったもの、


取捨選択して置いてきたモノたちを記憶の奥底から掘り起こしてしまう。






まるで自分自身に向き合う歌。


ほろっと追憶の世界に浸りたい方、ぜひ。



The Rainbow Song/種ともこ
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智也視点の歌、って捉えられてることのほうが多い。


その通りだとは思う。


でも、鈍感すぎる智也がそれでも好きで好きで堪らなかったあおいの気持ちも表せる一曲だと主張したい。


一方通行な片想いを味わったことがある人にもぜひ。