電撃らしくない電撃大賞金賞受賞作。
「私」が出会う様々な人物たちのことを徒然と書き綴ってる・・・というスタイルのお話です。
帯やネット界の御用達書評さんで第一章が強くオススメされてます。
無駄がなくすっきり、まとまりがありました。
“「セリュサ」の世界”を一冊の本にしてほしいと思うのは私だけかしらん。
ライトノベルだとかそういう垣根を越えられる作品だと思うし、作者だと思う。
投稿先がもっと一般向けでも良かったんじゃないかと。
文章が硬すぎって声もあるけどこのくらいならいいんではないでしょうか?
大人から子供までこの味わい深い世界を堪能できると思います。
もし続編が出るなら買いますね。
イラストが少ないので(しかも綺麗)、
イラスト付きの小説はとちょっと・・・と日頃感じている方もぜひ。
- 水鏡 希人
- 君のための物語 (電撃文庫 み 13-1)