読みました。
うぅーこれからレポート書かなきゃぁ~・°・(ノД`)・°・
どちらかというと研修会でお話しされていたビジネス色よりも、
雪中行軍中やその前後、絡んだ人物たちに内容の焦点が当てられてました。
というか殆どそのキーワードは自分で探しださなきゃいけないくらい一つの史実書としてのウェイトが大きかった・・・
そういうヒューマンドキュメンタリー要素がふんだんに詰まっていたせいか、
最後の後日談を読んでいるあたりで私ついに
泣きました。
弘前隊を率いていた福島大尉には日露戦争で戦死した時一歳の子供がいたとか、
戦死した時期が雪中行軍を成功させた時期とまさに重なっていたとか、
青森隊の神成大尉に助言していた山口大隊長が雪道に詳しい現地の案内人を断ったのは、
軍人としてのプライド云々じゃなくてただ民間人を軍事に巻き込みたくなかったからなのかもしれないとか、
良いことにも悪いことにもそれぞれ言い分や背景があり、
どれもが一概に良いとは言えず、また悪いとも言えないって現実がすごく切なかった。
彼らの子孫に出会い交流を持った作者が彼らについて語っていることは、
作者本人に会って少しでもその人柄に触れた私としてはああ心からそう思っているんだろうなってことが伝わってくるんですよね。
研修内容をステップにして読んだ本、すごく実になり糧になった一冊でした。
風化させたくないなあ。
