最新アルバム「orbital period」の中の一曲。
“優しさ”について、誰だって一度は考えたことがあるんじゃないかと思う。
誰かにもらった“優しさ”、
誰かにあげたい“優しさ”、
こっそりと伝えられたメッセージに震えて、
伝え返したいメッセージが上手く伝えられなくて凹んで。
それでも一つの“優しさ”が確実に人と人との架け橋になっている。
この歌はシンプルでありふれていて、
でも大切なすべてを凝縮した“優しさ”の歌だ。
誰もが悩んで追求した“優しさ”への素朴なアンサー。
余計な飾りに遠回しな表現もない、
“優しさ”という言葉に捧げられた一曲。
歌詞を読んで口にすると、驚くほど心の中にすっと入ってくる。
そして自分の中にある“優しさ”を思い出す。
受け取ったもの、渡せていたと信じていたいもの。
それらすべてが自分を形作っていたことに気づくはず。
- BUMP OF CHICKEN, 藤原基央
- orbital period