打ち砕かれた時、


思っていたよりもずっと好きだったんだってことに気付く。


いつからこんなに大きくなっていたんだろう。


いつからこんなに醜く汚くなっていたんだろう。


幸せであれと願いながら、


傾けとか別れろとか呪う。


この矛盾は何なんだろう。


あの人にどうなってほしいんだろう。


誰も否定してはくれない。


でも肯定してもくれない。


どうなっているんだろう。


どっちなんだろう。


何が本当なんだろう。


どうしてそれでも好きなんだろう。




ああもうぐちゃぐちゃに憎いんだか苦しいんだか狂いそうな何かが溢れて暴れてる。


腹が立つくらい好きだったんだってことを再確認されるんだ。


嘘じゃなかったんだ。


一瞬の見せかけじゃなかったんだ。


自分の心に心が問い直す。


好きだったんだ。




ああもう消えちゃえ。


ばらばらに砕けて、散ってしまえ。