白倉 由美, 新海 誠
きみを守るためにぼくは夢をみる


声に導かれるままに、朔は眠った。

10歳の誕生日、砂緒とのデート、幸せが溢れていた。

目覚めたら、7年の月日が流れていることなど知らずに・・・



良いのに消化不良・・・

7年間をどこかに置いてきた少年とその周りを取り巻く人たちの話。

不思議という言葉に尽きる話だった。

少年は眠気に誘われるままに眠り、起きたら自分だけ何も変わらないまま、7年後のそこにいた。その間少年は忽然と姿を消していたことになっていた。

二歳年下の弟もあの日デートした同じクラスの少女も自分より成長してしまっていて、勿論他のすべての人だって7年分成長していて、自分だけ何も変わらずにいる。ふ、不思議すぎる。

ただ、

・朔に何が起こったのか?

・なぜ7年経っていたのか?

・声の正体は結局何?

ということがまったく解決されずに終わり、

激しい消化不良を抱えて終わりました。

くあぁぁぁ最後は朔が成長して終わるとばかり思ってたのにーなんでここで終わってしまうんだー

装丁の絵が新海誠で物凄く良い味出してたのにー謎が謎のままやー解けたらもっと楽しくなってたと思うのにー

・・・というか新海誠がきっかけで借りたんだけど。



出来れば続編を出していただいてこの謎を解決してほしいなんて願望が・・・

星4つあげたかったけど、消化不良のため3.5とします。