- 橋本 紡
- 空色ヒッチハイカー
彰二は神奈川から旅に出る。
ヒッチハイカーたちを乗せながら、
西へ西へと・・・
終盤まではいまいちノリきれない話でした。
男とその町その町のヒッチハイカーとが出会ったり別れたりする話で、一人だけある女ヒッチハイカーが男の最終目的地まで付いていきますが、基本的にはそんな感じの話です。
この先旅はどうなっていくんだろう?という気持ちがあったにはあったんですが、単調に旅は進んでいくのでちょっとフラストレーションがふつふつ。
でも男の旅が九州に到達したときから一気に面白くなってきました。
目的もなくあてなき旅をしているように見えた男の目的がぐっと見えてきたので。
ちょっとだけそれに関しては疑ってたんですけど、良い意味で騙されました。
終盤でぐんと評価が上がった感じです。名言をまた一つ見つけました。
完璧すぎることって意外と虚しいことなんだなあなどとしみじみ思わせてくれる話でした。
星は4つです。
富士見の新人賞佳作?がどこの書評サイトを見ても高評価ではちゃめちゃ気になるんですけど・・・!
買いたい・・・積読が・・・読みたい・・・中古に出てくるまで待てるかしら私(T_T)
ってかたまには売り上げに貢献しないと次回作が出てこなくなるよー・・・(汗)