ダイアナ・ウィン・ジョーンズ, 原島 文世
バビロンまでは何マイル (下)


ルパート・ヴェナブルズ。

表向きにはコンピュータソフトのデザイナー。

裏の顔は多元宇宙全体を魔法で管理する役目、“マジド”。

ある時欠員の出たマジドの候補者探しと自分の担当区域である異世界の大帝国の後継者探しという面倒な仕事がいっぺんにやってきて・・・


ハウルの動く城の原作者でもお馴染みのダイアナ・ウィン・ジョーンズの一作。

いきなり下のあらすじ書いてもなあと思い、上のさわりのあらすじを載せました。

ん~上をだいぶ前に読んでたり下を飛び飛びで読んでたせいもあるんだけど、ちょっと複雑で理解しづらかった話だと思いました。

新しいマジド候補には濃いキャラの人物が多くて面白かったけど、情景を想像するのが難しい話でした。バビロン、大事なはずなのによく分からなかった・・・

それと、この話の悪役はほんとに嫌な悪役でした。腹立つくらい嫌な悪役は逆に終始悪役に徹しててよかったです。



この物語は「花の魔法、白のドラゴン」の前日譚という位置付けもありますが、特にそちらを前に読んでも後から読んでも大丈夫だと思います。

私は先に「花の魔法~」から読みましたが、そっちもちょっと複雑で分かりづらかった・・・でもまだ読みやすかったかも。

星は3つです。ジョーンズ作品は好きですが、私的に当たりと外れが大きい・・・