15時からの打ち合わせの準備を始めた頃
船に乗っているような揺れを感じた。
次第に揺れが大きくなったので、すぐ父ちゃんに電話。
自宅付近も揺れが激しいとのこと。
留守番中のマギィとベスが心配で心配で…
早めに帰ってあげてねなんて会話をしていたら、
大きなテレビが倒れ、重いキャビネが傾き、引き出しが勝手に開閉し
棚から書類が飛び出し、立っていることもできず壁にしがみついた。
警報のサイレンがなり、外へ避難するよう館内放送が入り
手足が震える中、階段で10階から避難した。
揺れてる時に繋がっていた父ちゃんとの電話をいつ切ったのか記憶ないけど、
その後は何度かけ直しても繋がらない。
送信に時間はかかるけどメールがなんとか送れたので
何通もメールしたが返信なし。
避難場所が地下の食堂に移り、食堂のTVに津波の映像が映し出されていて
あまりの激しさにビックリした。
ニュースで家から近いコストコの駐車場が崩れたと聞き、
更に不安になった。
17時半頃、奇跡的に携帯が繋がり父ちゃんから電話がかかってきた。
父ちゃんは今から家に帰る。自宅付近は停電しているらしいとのこと。
父ちゃんにマギィとベスのことをお願いし、
私は帰宅できそうもないので交通機関が動くまで会社いることにした。
18時ごろ避難食の缶に入ったリッツの配布があり、
人事部の女性が握ってくれたおにぎりとお味噌汁が提供された。
帰宅困難者の女性には会社が近くのホテルを確保してくれ、
私は後輩と隣のラブホテルに宿泊することに。
23時過ぎ父ちゃんと連絡がとれ、
留守番中のマギィもベスも大丈夫、停電もたった今復旧したと聞き、
少し安心した。
翌朝、会社に戻ると焼きおにぎりとお吸い物が提供された。
8時に運転再開と言っていた山手線は9時になっても動かず…
地下鉄浅草線もホームへの入場制限で混雑していて
電車に乗るまでに時間がかかりそうだったので、
帰宅を諦めたところ東急池上線が動いている事を知り、
池上線に乗る事に。
気が動転していたのか新宿まで出て小田急線に乗る事しか頭になく、
東急池上線の経路がある事をすっかり忘れていた。
長津田の駅まで父ちゃんとマギィとベスが迎えに来てくれた。
自宅は本棚の上に積んでいた本が散乱し、
鍵を閉めていなかった窓が左右に開いていたぐらいで、
被害はなかった。
いつ大きな余震があるかわからないので、
マギィとベスには家の中でも首輪をつけてもらっている。
本当に怖かった…
マギィもベスも怖かったね。

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