包茎歴40年


母親のマタから誕生して40年の月日が経った。


人生も折り返し地点だというのに、生まれてこのかた、一度も「自然と」皮が剥けたことはない。


そう、仮性包茎歴40年ということである。


まぁでも仮性包茎(かつ平常時の長さ5cmくらいの短小)であることに、そこまで強いコンプレックスはなかった。


人並みに彼女ができ、結婚し、子宝にも恵まれた。


順風満帆な仮性包茎&短小ライフだ。


ただちょっと気になっていたことがあるのも事実。


それは、ちょいちょいカブれること。


亀頭も包皮も赤いのがデフォルト状態だった。


ある時、足を怪我してしまい、手術&入院することがあった。


入院中、若い看護師さんに身体を拭いてもらいながら、ふと考える。


「体の状態によっては、こんな若い看護師さんにこんなアソコを拭いてもらうことになるのか…。」


「仮性包茎のまま要介護状態になったら、介護人にわざわざ皮を剥いて拭かせることになるってことか。そんな迷惑は掛けたくない。」


ただ、この時はまだ包茎手術を本格的に考えるには至らず、しばらく包茎のことなんて忘れる日々が続いた。




 突然の包茎手術の神降臨


それから約2年が過ぎ⋯。


2025年6月の日曜日。


なんの前触れもなく、

包茎手術を受けたい!という想いが一気に高まる。


自分でもなんで急に思い立ったか不思議なくらい、突如として包茎手術の神が降臨してきたのだ。


もう居ても立っても居られず、包茎手術のサイトをひたすら見まくる。


スマホの充電も90%から60%まで急落。


そして気づいた時には、タートルネックの男性の印象が強い某有名クリニックのカウンセリング予約画面が表示されていた。


最短で翌日夕方にカウンセリング予約が取れる!


「明日は月曜だが、仕事よりも脱包茎だ!」


カウンセリング予約のボタンを押すとともに

有休申請のボタンも押していた。