したためてはみるけど、あまり詳しくはないので何か間違っていたらごめんなさいね。
最近絵を描く時もサザンを聴いていたらいつしか中毒となって、歩いてる時も働いてる時も風呂に入ってる時も体を拭いてる時も頭の中でサザンが鳴るようになってしまった。
今はiPodに昔でたらめに入れた何枚かのサザンのベストを聴いてるんだけど、久しぶりにデビューアルバムから順にじっくりと聴いて見たいと思った。
一昔前までは音楽を聞く媒体と言えばCDだったから、皆んな当然アルバム単位で音楽を楽しんでいた。(もちろんカセットテープに自分の好きな曲だけを録音して自分だけのベスト盤を作ったりしてたけど、それはさておき。)
ところがiPodの出現で音楽の聞き方に変化が起きた。アルバム単位で楽しむ時代から曲単位で音楽を楽しむ時代になったのだ。
iPodやスマートフォンなどに予めインストールしておいた楽曲の中から、自分の好きな曲を次々とセレクトしていくもんで、作り手がせっかくアルバムのコンセプトや曲の並び方、曲と曲の間は何秒間開けるかなど、そういった細かなところまで考えに考え抜いて制作したとしても、もうリスナーにはそんな作り手の想いは届かない時代になってしまったのだ。アルバム通して聞くという事はめっきり減ってしまった。
なのでアルバム単位で聞きたくなったと言うことはもう余程ハマってるという証拠で、そんな気持ちにさせてくれるバンドの発見や出現は本当にたまらない。
ではサザンオールスターズ の何がそんなにたまらないかというと、純粋に楽曲の良さとサウンドのクォリティの高さとバンドの演奏力の高さ、活動歴が長いので時代ごとによって曲調やアレンジやサウンドが変化していく点だと思っている。
僕はまだデビューアルバムからリリースした順に全てのアルバムを聞いた訳ではないのであまり偉そうなことは言えないが、個人的には天才プロデューサー小林武史がサザンと手を組む以前以後でかなり大きな変化があったと思っておりますよ。
デビューから小林武史と仕事をするまでのサザンは洋楽の影響をモロに受け、それがサウンドにも曲にも反映されまくってる。
だから一部の洋楽オタクの間ではサザンはパクリだから外国では通用しないと言われている。
確かにそうかもしれないけど、サザンのパクリはギターのフレーズやボーカルのメロディーラインを安易にパクるなどと言った低レベルなものではない。そんな事は日本中のミュージシャンが日常的にやってる事だ。
サザンが凄いのはサウンドまでしっかりと作り込み、似せてくる点。
音楽を作る点で作詞作曲編曲に並んで大切なのが音作り。
これがしょぼいとどんないい曲でもあーもったいないとなってしまい、場合によっては音がしょぼいという理由で聞くに耐えなくなったりする。
例えばギターの音がしょぼい。クリアトーンが安っちい。バスドラの音にパンチがない。ベースの音が埋もれて死んでるとか、本当にこういうのってなかなか難しい。
サウンドメイクが上手くいくと、例えば前回も書いたグリーンデイのアメリカンイディオットなんかのように3ピースバンドで極上の音圧とバランスを表現し、CD流して音を聞いただけで体中の血という血が1秒もかからず沸点を迎え、体のすみずみまでアドレナリンが駆け巡り、ついでにβエンドルフィンなんかも分泌しちゃって一気に興奮状態までぶっ飛び、自分の意思とは関係なく気づいたら首がムチウチになるまでヘッドバッキングかましてしまう事もある。
それくらいに音作りは大切なのだ。
基本的にJ-popsはこのサウンドメイクが洋楽とは違う日本独自路線を突き進んでいて、それが時に見当違いな方に向かってしまい、結果ダサいバンドが山ほどある。
洋楽ばかり聞いていると邦楽を聞いた時にものすごく物足りなかったり、とても残念な気持ちになってしまうのはこの為だ。
もちろん山下達郎や井上陽水、荒井由実、中森明菜、B’z、矢沢永吉なんかは邦楽でもエゲツない音を出してて、好きか嫌いかは別としてなかなかぶっ飛べる。
サザンの曲を適当に流してると、お!これはドナルドフェイゲンめっちゃ意識しとるなーとか、これはストーンズ、これはビートルズとかチラホラ聞こえてくる。けど、その完成度の高さとサザンのオリジナリティの融合で見事にサザンオールスターズサウンドになっていると僕は思う。
なので、パクリだからダメだと言うのは少し浅はかだと思う。
小林武史と組んで以降、サザンの音は徐々に変化を見せ、楽曲の完成度はある意味1つの完成形へと昇華したけど、その反面で僕はロックスピリッツの様なものを売り渡してしまった様に感じてしまった。
サザンはロックから極上のJpopsになってしまったのだ。
とは言え天才小林武史の仕事はすごかった。
慕情、シュラバラバンバ、涙のキッス、君だけに夢をもう一度、真夏の果実、希望の轍と彼が参加してから名曲揃い。
桑田の全幅の信頼を得た小林武史だったけど、あまりに小林の色が強くなってしまったのか、約4〜5年組んだ後、桑田は小林を呼ぶのを辞めてしまった。
これに対して桑田は「奴が危ない奴だとわかった」と桑田流のユーモアを交えたコメントを出しており、ここから察するに桑田は少し小林に頼り過ぎて才能あるオリジナルメンバーをおろそかにしてしまい、このままではサザンオールスターズのバンドとしての軸がブレると判断したんじゃないかな。
そういう意味で小林武史とう麻薬を自ら断った桑田は凄い。
しかしそれ以降の楽曲も、サザンオールスターズ の心の何処かに小林武史が息づいるように思える。
その後のシングル曲は誰が聞いてもいい!というサウンドになってしまったきらいがあるからだ。
個人的には80年代のサザンが好きだ。
Just a little bit やoh!クラウディアやC調言葉にご用心、ミス・ブランニュー・デイ、愛する女性(ひと)とのすれ違い、メロディ、bye bye my love、please!、海、サラ・ジェーン、かしの樹の下で、旅姿6人衆、夏をあきらめて、と、挙げればきりがない。
考えてみればこの頃の曲というのは僕が子供の頃にリリースされていて、家族で車で出かける際に父がカーオーディオから良く流しており、その頃の記憶なんかも相まって僕には特別でより名曲に聞こえてくるのかもしれない。
特にメロディという曲は幼い僕の心の琴線に触れたのか、当時まだ幼稚園か小学校低学年くらいだったろうに、ドライブしてメロディが流れた時の風景までセットになって記憶に刻まれている。
そんなこんなで世代を超えて愛されているサザンオールスターズ 。
日本史上最も才能のあるミュージシャンの1人である桑田佳祐は食道癌に打ち勝ち今でも現役で活躍している。本当に嬉しい限りだ。
僕はあまりサザンオールスターズ に詳しくないのであまりマニアックに語る事は出来ないけど、このバンドの魅力に気づく事ができて幸せだと思う。
さいごに、今現在youtubeでもなんでもサザンオールスターズ をネットで無料で閲覧する事はなかなか出来ない。ほぼできない?絶対無理??
かなり徹底的に閲覧制限をかけている。レコード会社はサザンを安売りせず、聴きたければCD.DVDを購入してね。と、かなり強気に出ている。
早くサザンの映像をyoutubeで楽しめる日が来る事を心の底から願ってしまう。

