僕は大勢の人を見ていると、これだけの数の人がちゃんとそれぞれに帰る場所(家)があるという事実が凄いなと訳の分からないポイントで感心してしまう。

基本的にホームレスでない限り、全ての人に帰る家がある。

いやまて、ホームレスにも寝ぐらはある。



例えば東京ドームに集まった野球の観客全員もれなく家がある。

渋谷にいる全員に寝ぐらがある。


ものすごいたくさんの数の人がみんなそれぞれの巣に戻る訳だから、その膨大な数とそれだけの建物を建てた労力や資材なんかの量などを思うと、考えるだけで気が遠くなり気持ちが悪い。


それよりもっと恐ろしいのは、世の中に星の数ほどある建物にはさらに複数の部屋があるということ。


僕はこの事を電車から外に目をやり、目の前を流れて行く無数の建築物を見るともせずぼんやりしている時にふと考え始めてしまったのだ。

確か京葉工業地帯の倉庫群を走っていた時だった。



僕らが目にしている星は全て太陽のように自ら光り輝いてる恒星と呼ばれている星だ。例外で太陽系の惑星も肉眼で見える。

と言うことは、目に見える星が全部太陽みたいな星なんだから、当然僕らには見えぬけど、どの星も太陽系を構成する火星や木星や地球のような惑星を抱えている。

しかも宇宙には太陽より大きい星、重力が強い星なんてたくさんある訳で、となると従えている惑星の数も多いだろうし、その周りを回る月のような衛星の数も多いだろう。


更に、手前に地球からは目で見えない惑星があれば、それより遠いところで太陽のような恒星が瞬いていたとしても、せっかくの恒星の光も惑星に遮られて地球には届かない。

恒星の周りには複数の惑星と、さらに惑星の周りには衛星があるんだという事。目に見える満天の星空には実はその何倍もの惑星やその衛星が、見えぬけど確かに空に存在しているんだと気付いた時に受けた衝撃に似ていた。



宇宙の話じゃなくて部屋の話。


もし、仮に自分にこの世にある建物の全ての部屋に入る権限を与えられたとして、いったい全ての部屋を見て回るのにどのくらいの時間を要するのだろうか。


きっとスタイリッシュな部屋もあればガランとした倉庫のような広い部屋がある。至って普通な生活感溢れる部屋があり、成金な部屋もあれば拷問する事を目的としたおぞましい部屋もある。変態的な部屋もあれば汚い部屋もある。

きっと僕らの想像もつかない事に使われている部屋が山ほどあるのだ。

恐ろしいけどワクワクする。

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こんな訳の分からん建物の部屋を1つずつ探索したら絶対に面白い。

間違いなくあってはいけないものが出て来るだろう。




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こん中にも部屋はあるんだからどうせだったら入ってみたい。




ので、僕はドラゴンボールを全部集められたら好奇心を満たすために全部屋に入る権限をお願いするだろう。


そして港にひっそり佇む倉庫の中を探検したり超金持ちの別荘を探索したりして遊びたい。


きっと楽しい。