今日は山小屋生活始まって以来の休日って事もあって、ちょいと下界に降りて見た。
まずは平湯温泉へ。
これは前回来た時に撮った写真。
湯あたりして、気分が悪くなり、軽く気持ち悪くなるまで思う存分に温泉を満喫した。
温泉もいいんだけど、隣に立派な合掌造りの建物が休憩所兼お食事処となっていて、そこがまた風情の鬼の様な場所でたまらなく良い。
ごぼうフライなるものを食す。
塩味とごぼうの味が後から染み出して来て美味。
その後、高山に移動して、裸の大将こと山下清の原画展を見に行く。
色彩感覚と構図がずば抜けており、さらに写実する能力にも長けている。
な〜んだ、ただの天才か。
切り絵サイケデリックワールドがそこにはあったよ。
腹が減ったので飯を喰おうと町を彷徨っていたところ、日本でありがちな店員がネパール人のインド料理屋に辿り着く。
非常に暇だったらしく、店内に入ったら、突然の来客ににギョッとするネパール人店員。
僕はたまたま今日はバラナシで買ったイカしたシヴァ神のTシャツなんて着てたもんだから、店員は僕の顔なんかよりもまず先にシヴァ神を見てハッとした表情をしていたのを今でもハッキリと覚えている。目が2cmくらい大きくなってた。
その後、そいつはキッチンに戻り、もう1人いた仲間のネパール人スタッフに、変な日本人がシヴァ神のTシャツ着てやって来たぞ!とでも言ったのだろう。確認する気満々の顔でもう1人のスタッフが水を運んで来た。
そして、また顔がギョッとなったのを僕は見逃さなかったよ。
昼の1時過ぎ。
僕以外誰もいない店内。
僕が来る前からずっと、今日は暇だった事を伺わせる静寂が放つ独特の匂いが店内を覆い尽くしていたもんで、店の選択をミスってしまったかと内心ハラハラしていたが、ところがどっこい、運ばれて来た料理の味はかなり美味しかった。
豆のカレーとベジタブルカレーとサモサとナンをペロリと平らげる。
食事を終えて席を立ち、いざ会計をしようとしたところで、やはり気になって仕方がなかったのだろう、最初に案内してくれた店員が尋ねてきた。
「そのTシャツどこで買ったの?」
「インドのバラナシだよ。」
そこから軽い世間話をしたところによると、予想通り2人ともネパール人で、1人はルンビニ、もう1人はポカラ出身との事だった。
来年またポカラに行く予定だと告げると、少しはにかんでいた。
シャイなネパーリー。
高山は秋ですかね、これはもう。
でもまだまだ陽射しは強い。
だから歩いてるだけで肌がジリジリして来るんだけど、忘れていたこの感覚がたまらなく気持ち良かった。
今年の乗鞍岳は異常気象で、日照時間が極端に少なく、心の底から陽射しを欲していた僕は、駐車場に停めた車を眺めながら、また当分浴びれなくなるかもしれない太陽の光をたくさん浴びて山に帰っていったとさ。
めでたしめでたし。
