去年の5月、私は、あるパンと六十余年ぶりの奇跡的再会を果たしました。
あまりの嬉しさで、写真を撮っておきました。それがこれ!
私が幼稚園児のころ、園から帰ってくると、時々このパンのおやつが待っていました。
当時の私は、これは「チョコパン」だと思っていました。
まず、上に塗ってあるチョコレート(ようかん)を、ペロン!とはがして先に食べてしまいます。
そのあとで、本体を食べたんだろうけど、その記憶は曖昧です。
でも、そのパンを食べていたのは、幼児の頃だけだったような気がします。
それから何十年間も、そのパンの記憶は私の頭から消し去られていました。
ところが、娘が小学生の頃、ふと、このパンのことを思い出しました。
娘にも食べさせたいと思い、いろいろ探したのですが、どこにも売ってませんでした。
それで、職場で私より年上の同僚に、
「これこれこんなパンあったの覚えてない?」って聞いた時に初めて、
あのパンに塗ってあったのはチョコでなく羊羹だったと知ったのです。
ああ、勘違い!!
昨年再会を果たしたものの、その後再びこのパンを見ることはありませんでした。
たぶん、売られてはいたんでしょうが、ひっそりと売られていたので、会う機会がなかったのかも・・・
ところが、願えば思いは叶うんです。
再会したんです。なつかしのわたしのチョコパンに!
あった~!!
どぉ?このテカテカ感!!
中にはクリームが・・・
そして、ペロンとはがれるチョコ(ようかん)
なつかしくて、おいしくて、夕ご飯前にぺろっと1個食べちゃいました!!
きっと昔のパン屋さんは、チョコレートが手に入らなかったから、ようかんを塗って、チョコレートもどきパンを作ったんでしょうね。
他にも、チョコレートパンだと思っている人はいると思うのです。
(あくまでも個人的な推測です。)