朝から散々な日は厄日である可能性が高い | LuLu たぁオフィシャルブログ「LuLu総合病院 外科」Powered by Ameba

朝から散々な日は厄日である可能性が高い

今日は、朝から散々な目にあった。

まず、寝起きの1発目は、Twitterにもツイートしたけど…

あ、そうそう。このブログを読んでくれている方々の中には俺のTwitterを知らない方もいらっしゃると思うので、一応宣伝しておきます。@97094 でやってます。検索で探す場合は、LuLuたぁ院長、たぁ院長、などの検索ワードでヒットすると思います。それでも見つけられない場合はメッセージを送って貰えればお答えします。

話が逸れました。すみません。
本題に戻ります。

俺のルーティーンのひとつに、朝起きたら、どんなに寝不足で、どんなに頭がボケボケでも洗面台に直行して顔を洗うってのがあるんだけれど。
まァ、そのルーティーンは寝起き直後から洗面台の鏡に映る不細工な自分の顔を嫌でも見なければならないという、朝から気分が落ちる上に、1日のスタートが落ちた気分から始まるという、俺にとって何のプラスにもならないルーティーンなんだけれども。
「じゃあ、やめればいいのに」って思う人が大多数を占めること必至なのは分かってるんだけど、俺が物心ついた幼き頃からのクセなんで、やめたくてもそうそう簡単にやめれるモンでもないんですよ。
ほら、アレですよ。
「ダメ、ゼッタイ。」で名を馳せている粉みたいなもんですよ。

で、今朝もですね、憂鬱な気分になるのを分かりつつも、いつものように洗面台の前に立って鏡を見たんですけれども…
そこで、事件ですよ。起床30秒後に事件発生というとんでもない1日の幕開けですよ。
もうね、本当にビックリした。
どれくらいビックリしたかっていうと、全裸でシャワー浴びてるときに避難が必要なくらいの大きめな地震がきて「なんてこった!全裸避難か?!」ってレベルでビックリした。

顔が凄まじい勢いで、真っ赤な斑点だらけになってるんですよ。不細工なことを忘れてしまうくらい。いや…正確に言うと不細工なことに気付けないくらい、赤い斑点が水玉模様のように俺の顔を埋め尽くしてる。もはや、不細工だのなんだの言ってる場合じゃないレベルですわ。
起床30秒後にも関わらず、一瞬にして目が覚めた。毎朝コレなら目覚まし時計なんてものは捨ててもいいと確信した。そのくらい凄まじい顔面水玉模様になってた。
寝る前は普通だったのに。たかだか3時間そこらの間に一体何が起きたのだろうか。
もうね、訳が分からない。本当に訳が分からなくてさ。
人間って、こういった予測不能な事態に直面すると何をし出すか分からないもんでさ、すぐに携帯を手にしてグーグルアプリを開いて「オーケー、グーグル。俺が寝てる間に何があった?」って聞いてしまったわ。

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1番上に出てきた検索結果は小説でした。

流石のグーグル先生もあまりの無茶ブリに混乱した模様。

そんなこんなで、とりあえず落ち着こう。ということで、タバコに火をつけた。
不味い!なんだこの不味さ!と、タバコを確認すると、アイコスに火をつけてた。

まだ、気が動転しているらしい。
気をとり直して、今度はしっかりとタバコに火をつけ煙を深く吸い込み、深呼吸。

ようやく落ち着きを取り戻したのか、ここでやっと「そうだ、病院に行こう」という正しい答えに辿り着くことが出来た。
しかしながら、今日の本来の予定は朝の9時から、えるの健康診断。かかりつけの動物病院に行かなければならない。
だが、もし俺が謎の感染症に冒されている可能性を考慮した場合、このまま動物病院に行ってしまうと不特定多数の人を感染させてしまうかもしれない。動物病院よりも先に人間の病院に行かねばならぬ。
しかし、このとき時間はまだ7時。
普通の病院はやってないので、夜間休日時間外診療をしている病院を探して車を飛ばして駆け込んだ。
そして当直の医者と対面に成功し開口一番「俺、顔がヤバイんですけど」と、「俺、顔が不細工なんですけど」とも伝わりかねない稚拙な表現をしてしまった。
こんなところで普段のクセがでた。確実にアホの子だと思われたであろう。

そんなことはお構いなしに医者は俺の顔を見るなり「酷い炎症を起こしてますね…なにか刺激の強い薬品、肌に合わない刺激の強い化粧用品など使用しましたか?」
と、尋ねてくる。

いやいやいや…刺激の強い薬品とか肌に合わない刺激の強い化粧用品とか…有り得ない。
俺をよく知る人達ならお分かりだろうが、だって俺ですよ?スキンケア用品なんてものは家からブラジルまでの距離くらい遠い場所に位置するものですよ。生まれてこのかたスキンケアなどした事のない俺に向かってなにを言うんだ、この医者は。と、もう呆れ気味に「ははっ。笑  肌に気を使って顔に薬品つかったり、ましてやスキンケアみたいなことなんて全くしてませんよー。肌なんて気にもしてないんでー。刺激の強いもん使ってまでスキンケアするとか尚更有り得ませんわー。笑」と返す。このヤブ医者め。

それでも医者は引き下がらない。
「この酷い皮膚のただれ方は外部からの刺激によるものと思います。本当に心当たりはありませんか?例えば、その眉毛と睫毛を脱色したときに薬品を顔につけた…とか」


…うそ…だろ…?!
眉毛と睫毛がブリーチされている…だと…?!

そんな筈はない。眉毛と睫毛はブリーチしていない!断じてしていない!

そして、困惑している俺に向かって医者が言葉を続ける。「あなたの着ているTシャツですが、黒い部分の色が落ちてますね。あと、腕もただれてますね」と。


なん…だと…?!
自分のTシャツを確認する俺。
この黒いTシャツは寝る前に着替えた、寝巻き用のTシャツ。慌てて家を出たから着替えるのを忘れてた。
な…に…確かにあちこちブリーチされてる…
腕にも赤い斑点が出来てる…


寝る前…
寝る前…
俺は寝る前に何をした…?


俺をよく知る方々はすでにご存知の通り、俺は極度の不眠症。眠剤には耐性がついてしまっている為、相当量の眠剤を服用しないと眠れない。

昨日、寝る前のボヤボヤした記憶を探り探り辿ってみる…

明日は朝の9時から、えるの健康診断で動物病院に行かなきゃいけないから…ってことで無理矢理寝る為に普段以上に相当量な眠剤飲んだな…
でもボヤボヤするだけでなかなか寝れなくて…
えーっと…




そして…ついに開けてはならぬ記憶のパンドラの箱に辿りつき…



寝る前の真実を思い出してしまったー!!!!





ヤブ医者扱いしてすみませんでしたー!!!!
めっちゃ刺激物な薬品を使いましたー!!!!
あなた様のおっしゃる通りですー!!!!
肌に合わないどころか刺激が強いどころじゃないヤバイやつを使用しまくりましたー!!!!







事の顛末はこうだ。

眠剤がなかなか効かず、ボヤボヤーっとだけする中。

風呂場の掃除をしよー。寝る前に漬け置きしときゃー起きたときにゃーピッカピカだべー。ってな感じで、コイツをひたすらブチ撒いてた。
床、壁、天井、ところ構わずコイツをブチ撒いてたー!

カビをぶっ倒すコイツだー!

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製品メーカー様の名誉の為、ラベルは剥がしたけど…

あの有名な、カビをぶっ倒す最終兵器な。




コイツだ!コイツ!
俺がアホみたく、えーい。えーい。って浴室空間全てにブチ撒きまくってたのはコイツだ!

で、そのまま遊び疲れて寝たって訳だ。


そりゃあ、天井からボタボタ垂れてもくるわ!





真実を知ってしまった以上、どんなに恥ずかしいとは言え…医者に伝えねばなるまい…
覚悟を決めた俺。
言ってやったぜ。


俺「とんでもねーヤツをブチ撒いて遊んでました…」


医者「え…?」


俺「混ぜたらやべーアレです」


医者&俺「……」




沈黙の時間が途轍もなく長く感じたことは言うまでもない。



そして、薬をもらい帰宅。
浴室を確認。
途方にくれながらもシャワーで流す。

なんか目が痛くて涙が出てきた。
そりゃあ、睫毛が茶色くなってるってことは目にも入ったことだろう。
いや…本当は泣いていたのかもしれないな。自分のアホさ加減に。






そして、気を取り直して…
当初の予定だった、えるの健康診断の為かかりつけの動物病院へ。
Twitterにも画像を載せてるけど、えるは車の助手席にこんな感じでお座り。親バカたけど、ホント可愛くて癒されるのです。

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さっきまでの荒んだ時間が嘘のよう。


健康診断が無事に終わり、えるを助手席に乗せる。
そのまま家に帰る予定だったけど、遠回りして軽くドライブすることに。



天気も良いし、少し窓を開けて走ってた。

気持ちいい。
えるも楽しそう。





そんな時にまた事件が起きようとは…




窓からセミが入ってきた。

有り得ない。
なんでそんな少しだけ開けた窓の隙間から突入してくるんだ!
しかも、こっちは走ってる車ですよ。
ピンポイントに狙いを定めて突入してくるとか有り得ない。
もうね、コイツは完全なる突入のプロフェッショナル。SATですか?!

そして…あの、セミ独特の羽音!
あの恐ろしいバタバタ音を鳴らして車内を狂ったように飛び回る。
怖い。本気で怖すぎる。
とてもじゃないが、運転なんて出来る状況じゃない。
セミの恐怖と戦いながら、なんとか車を路肩に寄せて停車。
「える!脱出すんぞ!」と、えるを抱きかかえ緊急脱出!

見事に、カージャックされましたよ。セミに。


俺、外でセミが飛んでるのとかは全然平気だし、何とも思わないんだけど…
狭い空間内となると話は全然変わってくる。
「狭い空間」限定で言うならば、正直ゴキブリよりも断然セミのほうが怖い。怖いとか通り過ぎて、恐れおののくレベル。

えるを抱きかかえ、セミにカージャックされた愛車をみつめ途方に暮れる俺。

セミが支配している車内に再び乗り込めるわけがない。

かといって、このままじゃ埒があかない。






警察に電話した。






「セミにカージャックされました。助けて下さい」と。








そしたら本当に来てくれた!
もうね、神様ですよ。お巡りさんは!





まァ…実際のところ、通行の妨げになるという理由で動いてくれてるのは分かるのだけれど。
分かるけれど…分かった上で、神様!






あの恐怖の化身といっても過言ではないセミに対して、果敢に立ち向かっていくお巡りさんの姿…
最高にカッコ良かった。
俺、感動したよ。
俺、お巡りさんになるよ!
セミには立ち向かえないけど。







セミにカージャックされた愛車を見事に奪還したお巡りさん。

帰り際に「セミで出動したのは初めてだよ」と言い残し、爽やかに去って行きました。









そんなこんなで
本当に今日は疲れたよ。


って訳で、帰宅。




で、ついさっき、また事件。






無性にジュースが飲みたくなって、近くの自販機にジュース買いに行ってきたんだけど、買おうと思って財布を開けたら、15円しか入ってねぇ!

…朝っぱらに予定外の病院での出費があったからか…と、15円しか入ってない財布を見つめ自販機の前でしょぼくれてた。

そんなところに、単車に2ケツで爆音撒き散らかしながらやって来るアレの登場ですよ。
夏になると湧いてくるある意味、夏の風物詩とも言えるアレの登場。
おー。夏っぽいぞ。待ってましたー。なんて心の余裕は今日の俺は持ち合わせておりません。

俺の横に単車を寄せて「金出せや」

おおー!これがカツアゲってやつか!
生まれて初めての体験にちょっと感動!本当にマンガみたいなセリフ言うんだなーって感心しながらも無視して歩き出そうとしたら、単車から2人とも降りてきた。どの角度からどうやって見ても頭が悪そうなのが2人。
どうやら俺が無視したのが相当お気に召さなかったようで、なにやらキレ散らかしております。
2人いっぺんにそんな怒鳴られても何言ってるか分かりませんって。俺は聖徳太子じゃないので。
でもまァ、金が欲しいっていう気持ちは伝わってきたので、ほーい。って財布をふわっとなげて渡したら、中身みて「15円しかねぇとか舐めてんのかテメェ!」的なことを言われまして。
いやいや…俺だって好きで15円だけ持ち歩いてる訳じゃないですし、そもそも2人からいっぺんに怒鳴られて一方的にキレ散らかされても会話が成立しないので、とりあえず1人を地面に寝かしつけてから「飲み物も買えないとか泣けてくンよな?」って言ったらコーヒー買ってくれた。よく見たらブラック無糖だった。
俺はコーヒーは殆んど飲まないし、飲んだとしても甘ったるいコーヒーしか飲めないんだけれども…
人の優しさに触れたような気がして、ありがたく頂いた。

家に帰って蜂蜜をドボドボ入れて飲んだ。
飲めないコーヒーを無理して飲んだからお腹がなんか気持ち悪い。

やっぱりコーヒーより紅茶だな。と、しみじみ感じた1日でした。


本当に今日は疲れたな。

そして…コーヒーのせいで今日もまた寝れなくなった。