LｕLｕ無期限活動休止『END ROLL』〜其の弐〜

少しは気持の整理が出来てきたのか…な？

まだいまいち自分自身でも自分の気持ちを理解しきれていなくて、よく分からないけれど…

この、LｕLｕ無期限活動休止ライブのブログは大分長いものとなりそうです。

理由は、あの日の気持ちを文章にするには難しく、そして安い言葉で伝えたくないという自分の身勝手ですがご容赦下さい。

なので、手前勝手ではありますが、何回かに分けてブログを更新していこうと思います。

先日は当日の朝の記事を書かせていただきました。

今回はその続きや、自分のバンド人生について書いていきたいと思います。

俺が『バンドで飯を食っていく』って決めたのは大学4年の頃の話。

だから、他のメンバーに比べ、年齢的にはぶっちぎりでこの業界に入ったのが遅く、なんでもっと早く本格的に活動しなかったのか…と、後悔していないといえばそれは嘘になります。

けれど、それでも何事にも出会いやタイミングというものは絶妙なバランスの上に成り立っていると俺は思っているので、この、LｕLｕというバンドが生まれ、素晴らしいメンバー達との出会いに恵まれ、最高のクランケ達に見守られ…2014年1月19日にLｕLｕというバンドが幕をおろしたことは奇跡のような出来事だと思ってます。

さ、少しライブ前までの話をしようか。

正直、本番の時間がどんどん近付いてきても『これで最後』っていう気持ちは全然なくて…。と、いうかまるで実感が湧かなくて…。

そういった面である意味、不安を抱えていました。

こんな気持ちで最後のステージに立っていいのかって。

そんな中、俺のメイクの時間になり、メイクさんに呼ばれ楽屋のメイク席に俺が座ると、一通の手紙を渡してくれたんです。

驚きつつも封を開け、手紙を読んでみると…

そこにはLｕLｕに対する感謝の気持ちが綴られていました。

感謝すべきなのはLｕLｕである俺たちのほうなのに。

俺たちは本当に幾度となく助けられてきました。なのに…逆に感謝の気持ちを伝えてもらえるなんて。

ここまでLｕLｕというバンドに自分の全てを賭けてきて本当に良かった…と思えた。

手紙の言葉の一つ一つは俺の心の中にしまわせてもらうけど、『今日でLｕLｕが終わってしまうのが嫌です』という一文を見たとき、俺の中の何かが変わっていくのを感じました。

ああ…今日が本当に最後なんだな…。って。

やっと、弱い俺の中で『覚悟』が決まりました。

本当にありがとう。

最後の最後まで感謝の気持ちを伝えたかったのは俺のほうでした。

ありがとう。

LｕLｕ  たぁ