ロシアによるウクライナ侵攻について、イギリス国防省は最も激しい戦闘は、南部の前線に移りつあり、「新たな段階」に入ろうとしているとの分析を公表しました。


イギリス国防省は6日、ロシア軍がウクライナ軍の反転攻勢を見据えて、あるいは新たな攻撃のために、ウクライナ南部に兵力を集中させているとの分析を明らかにしました。


ロシア軍の車両、戦車、けん引式の砲台などが長い車列をなして東部ドンバス地方から南西に移動している上、ロシア側の支配下にある南部メリトポリ、ヘルジャンク、バウリポリやロシア本土から、2014年にロシアが一方的に併合したクリミアへの武器の移動が行われているということです。


クリミアには800人から2000人の兵士で構成される大隊戦術軍が配備され、南部ヘル孫州を占拠しているロシア軍の援護に当たるとの見方を示しています。  


一方、ウクライナ軍については橋や弾薬倉庫、鉄道などを標的にした攻撃に集中していると分析、へルソンへの補給を困難にする狙いがあるとしています。


イギリス国防省は、ロシアによるウクライナ侵攻は、最も激しい戦闘が南部サボリージャ近郊からヘルソンまでのおよそ350 km に渡る前線で行われる「新たな段階」に入ろうとしていると結論づけています。



2022年8月7日付「TBSNEWS ダイジェスト」による


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両軍の銭湯の様式が少し変化してきたようです。ロシア軍が南部の都市を掌握するのに対しウクライナ軍は道路や鉄道を破壊しようとしているようです。ウクライナのこの戦術には、市民によるパルチザン活動が必要だと思われます。