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http://www.amazon.co.jp/dp/4062879077/ref=mem_taf_books_d



この講談社現代新書は.購入したのは1年くらい前でしたが、あまり熱心に読んでおらず、途中で挫折していた状態でした。



しかし、再度初めから読み返してみると、「豊臣秀吉」という日本史上でまれに見る「出世」を遂げたその秘訣は.彼自身は.いわゆる農民の出身ではなく、比農業民出身づ、極めて商人的な体質を保有してした人物であり、彼は同じような層の人々に、広いネットワークを持っていたからこそ、織田信長に重用された。というのです。



また彼自身、自らの出生の神話を故意に、また必要に応じて変化させていった経緯が示されています。



まだ現在、読んでいる途中ですが、極めて知的冒険に満ちた著書であると言えます。



特に明治以降、大日本帝国の大陸侵略の象徴とされ、教科書等や各種の読み物でも広く宣伝されました。



こうした秀吉像に関しては、言うまでもなく見直す必要を感じます。全体の読書感は改めてご紹介したします。