るる* です


今日はわたしにとって最大のバンジーをしよう


人生のラスボスは
母でもなく父でもなく
大好きなパートナーでもなく
子供のころ関わって来た大人たちでもなく
自分自身だとはっきりと自覚できたから



わたしはもう、『隠して』生きていくのはいやだ


外見や、話し声や、今までの経歴から、

清く正しく美しいわたしだけで生きていくことは

やっぱりもうできない




この5月は本当にたくさんのことがあった

新しい出会い、友だちができて

初心にかえる故郷での時間があって



だからこそ、わたしはわたしを知ってほしいと思った

知ってほしいというより、

わたしが自分で勝手に鍵をかけて、外に出してはいけないと思い続けていた別のわたしを、ちゃんと認めて出してあげたくなった


人にはいろんな面がある


わたし自身が、ずっとそれを受け入れられなかっただけ

どれかひとつの、わたしでいなきゃいけないと思ってきただけ



今日は わたしの終わりの日です


そして わたしの始まりの日です


ぐちゃぐちゃのなみだの顔のまんまで書こう



いま わたしに会ってくれたひとたち


わたしを知ってくれるひとたち


嫌いなってくれていいです


それでもわたしは あなたたちに言わないまま生きるのは、わたし自身がもう耐えられません


はだかんぼのままのわたしを隠して、

みんなの前に居るのはいやです


わたしを知って、もう会いたくない関わりたくないと思ってくれてもいいです


わたしはわたしに嘘をつかないで生きるほうを選ぶ


そして  これから 未来で 出会うひとたち


このままのわたしで会いたいと言ってくれるひとたちだけに、会いたいです


*  *  *


わたしは 東京藝術大学の声楽科を卒業しています。

東京藝大は、国内にある国立の藝術系の大学です。国立の芸大は4つしかありません。浪人して入る人が多いくらいで、東大よりも難関と言われています。
わたしはそこに現役で合格しました。
これを言うと、この経歴を知らなかった人は、びっくりしてくれます。急に尊敬してくれます。すごいすごいって言ってくれます。


そして 卒業してから数年後に、劇団 四季に入りました。実際に舞台にも出演しました。
これも、たくさんの人がすごいねって言ってくれます。四季だったんですか!!と言われます。
もちろん同業者はまた別の反応です。特段びっくりもしないしね。それはあるあるだし、どうこう思ってないです。


このふたつの、大きい大きい名刺に、

わたしは これまで じぶんのほうが潰されかけてきました。

どれだけすごいねって言われても、
すごいと自分では思えない。


だって、藝大出てるけど、オペラ好きじゃないんです。

藝大出てるけど、音程わるいんです。もともとそんなに歌がうまくないんです。ただ受験の時やテストの時に、いっぱいまじめに練習しただけです。

四季に出てたけど、アンサンブルの役しかやってないんです。

声量ないんです。声ちっちゃいんです。
喉も弱いんです。

舞台向きの大きい演技するの、ホントは恥ずかしくて、どうやら苦手っぽいんです。

わたしは、ただの、わたしなんです。


*  *  *

そして、ここからが、わたしの告白。


わたしは元AV女優です。


退団してから、それでも東京で歌う活動を辞めたくなくて、でも、普通のアルバイトしながら音楽活動をするのは、わたしにはあまりも大変でした。わたしも初めは普通に働きながらでも活動できると思ってた、けど、できませんでした。


ちょっとの興味と、東京に居続けたい情熱、金銭的に、なんとか自立したい、親に迷惑かけたくない。

わたしが入ったのはそんなに大手ではない事務所でした。


多くの人は、イヤイヤだったんだよね、金銭的に、夢を追うためだったんだよね、と言ってくれるかもしれない。


それも、最初はありました

でもちがうの。
 

あのね、わたしね、あの仕事


楽しかったの。


世間にどう思われていても
友だちやパートナーや家族がショックを受けようと

わたしは、歌うのと同じくらい、楽しかった。


プロのメイクさんに可愛くメイクしてもらって
可愛いお洋服が着れて
演技するのは舞台とおなじ、映像ってこうやって作るんだってことも知れておもしろくて


わたしの魂は輝いていた



何人かの男友達にばれまして、心の底から心配して電話くれた子もいました


パートナーにも見つかりまして、ああもう別れるのかと思ったけど、そうはならなくて、怒りもせず、ただただ受け入れてくれました



心配してくれたり 受け入れてくれて嬉しかった


でも みんな

自分の友だちやパートナーが 「そうゆう子」だと分かったとたん

なにかが 変わっていくのがわかった



わたしには  いまも それが わからない



どちらも おなじ、ただの肩書き、ただの経歴だよ?


元○○は おなじだよ



みんなの反応の違い、世間の声を恐れて

わたしは、もうひとつの経歴を、隠して閉ざしていちばん奥の奥の、暗いところに鍵をかけた

わたしの魂の小鳥は、どちらも同じように、嬉しく輝いていたのに

片方の小鳥だけ、閉じ込めつづけてしまった


ごめんね ごめんね  わたし


本当にわたしはわたしに謝りたい


まわりの声におびえて

嫌われることや  白い目で見られることや

うわさが立つことにおびえて


輝いたわたしをひとり殺そうとした




だけど、閉じ込められた小鳥は、けっこうハートが強くて、決してあきらめず、事あるごとに、鍵を壊そうとしてくれた


思いつきで書いてるわけじゃない

何度も何度も 鍵を開けたかった


でも 怖くて できなかった

とくに 女の子たち

清く正しく美しくないわたしを知ったらどうなるだろう?


可愛くて 末っ子気質で  天使みたい

そう言ってくれるひとたちが

鍵をかけたわたしを知ったらどう思うだろう


怖かった

嫌われたくなかった

非難されたくなかった

軽蔑されたくなかった



でも、そう思いながら、わたしを軽蔑しようとしてるのは、誰でもないわたし自身だ


これを全部言わなければ わたしは本当にわたしを受け入れたとは言えないと思った



これが わたしです


綺麗なところだけじゃない

ただの 純粋な 天使なんかじゃない


もう 丸裸のわたし


それでもいいと 言う人だけ


わたしは ありのままのわたしで生きるという、旗を揚げます




るる* 



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