コーチングとの初めての出会いは

息子が生まれたばかりの頃でした。

 

結婚、出産を経験して

幸せな毎日を送っているはずなのに

どこか常に満たされず

悶々とした日々を送っていました。

 

その原因は、

 

「私が音楽の世界を諦めて、転勤族の妻になった」

「夢を諦めて、逃げてきた」

 

という自分が許せなかったからです。

 

こんにちは。

ミュージックライフクリエイターの

小山麻里です。

 

今日は、私がエールを送りたい人について書きたいと思います。

小学生の時に初めてミュージカルを観たその日から

私の夢は「ミュージカル女優」。

 

毎日そればかり考えて

辛いことがあっても、

「私には夢がある」と乗り越えられたし、

その為に、レッスンに通い

音大にも行きました。

 

劇団にも入り、夢だった世界に飛び込んだものの

自分の実力を周りと比べたり

安定しない収入によるバイトの掛け持ち生活に疲れ

いつしか、熱い夢への気持ちが薄れてしまっていました。

 

そんな時に私を必要としてくれる人に出会い

「転勤先に付いて来て欲しい」

と言われて、

私は夢を辞める覚悟をして、

東京を離れました。

 

最初は、大好きな人と暮らせる幸せな気持ちだけで満たされていましたが

そんな日々はそう長く続かず

 

 

「夢の見つけ方・・・」

 

「転勤族妻 夢がない・・・」

 

 

そんな言葉をパソコンで検索するようになりました。

 

そんな時に出会ったのがコーチングです

 

コーチングとは・・・

対話によって人の自己実現や目標達成を効果的にサポートしていくコミュニケーション技術。

 

コーチと聞くと、野球のバッティングコーチなどと言った技術を教えてくれる人を想像すると思いますが

実は技術指導者とは別に、マインド面の指導者のこともコーチと言います。

現在のプロスポーツ界では、一人の選手に技術コーチとマインドコーチの両方をつけることが

主流となってきています。

また、ビジネス界においても、アメリカに本社がある企業の9割がコーチをつけていると言われ

グーグルのエリック・シュミット氏も、Facebookのザッカーバーグ氏も、コーチをつけ結果を出してきました。

 

このコーチングによって、

人は自分では気づけない「別の視点」を得ることができ、向上することが出来る。

と言われています。

 

 

実際に私は、

「最低な自分」と思って辛い日々を送っていましたが

コーチングによって救われたのです。

 

どんな選択であっても、自分で決めた道。

自分がそうしたいと思った道に間違いはない。

過去の自分があるから、今の自分がある。

遠回りはしても、

自分の人生という名の夢は、まだ途中で

これからもその道のりは続いていく。

 

こう思えるようになりました。

曇り空が、すーと晴れていくような感覚でした。

そして、今の環境に感謝が出来ようになりました。

家族や友人がより愛おしく思えるようになりました。

 

夢を諦めたのではない。

違う夢を選び、歩き続けているんだと気づきました。

誰と比べる必要もない、自分の人生を、自分の足で歩いているんだと気づきました。

 

すると、叶えたい未来がどんどん湧いてきて

「私、夢がこんなにたくさんあるじゃん!」

と、とても嬉しくなりました。

 

そして、コーチングを改めて学ぶうちに、

「音楽家にも、コーチが必要だよ!」

と思うようになりました。

 

音楽をやっていた私は、

しばしばあがり症で、試験やオーデションでは

実力の半分も出せた覚えがありません。

 

好きだから飛び込んだ世界のはずなのに

自分の実力の無さに落ち込み

歌うことが怖くなったり、

レッスンで叱られては、

何のために歌っているのかわからなくなることが多々ありました。

 

昔ながらの派閥やしきたりに悩まされたり、

コネクション作りに友人を信じられなくなったこともあります。

 

日中の稽古でボロボロの体のまま深夜にアルバイトをし、

「こんな生活がいつまで続くんだろう・・・」と

途方に暮れたことも何度もありました。

 

この頃の私は、親の反対を押し切って飛び込んだ世界だから

もちろん親には頼れないし、弱音は吐きたくないし

周りはみんなライバルだし・・・

 

と誰にも相談できずに、自分だけの狭い視野で物事を考えていました。

 

そして、本来見つめるべき

 

「どうして歌っているのか」

「何をお客様に届けたいのか」

「何を目指して今ここにいるのか」

 

こんな大切なことを、すっかり考えられなくなっていたのです。

 

この頃の私に、コーチングを教えてあげたい!!!!

 

そうしたら、

もっと音楽を愛して

もっと音楽を楽しんで

もっと音楽をしている自分が好きになれたでしょう音譜

 

今音楽や舞台の世界で頑張っているすべての人に

私はエールを送りたい。

 

私の大好きな世界だから。

大ファンの一人として、

一人でも多くの人が、音楽を愛して楽しめますように。

 

こんな理由から、コーチングを学び始めたのです。

 

つづく

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございます。

 

 

ミュージックライフクリエイター

小山麻里