こんにちは。

ミュージックライフクリエイターの

小山麻里です。

 

”声”を使うお仕事をされている方、

とても多いですよね。

・シンガー

・アナウンサー

・学校の先生

・セミナー講師の方 などなど・・・

 

近頃そんな方々からよく相談される内容は

 

「すぐ喉がいたくなっちゃの~」

「朝は声が出なくて~」

「大きな声を出すと、すぐ声がかれちゃうの」

 

ということ。

 

この気持ち、よくわかります!

 

私も大学受験の時に

歌いすぎて何度も声が出なくなりましたし

幼い頃から気管支が弱かったため

体調が悪くなると、すぐに喉に来るタイプで・・・。

 

でも”声”が自分の仕事の一部となってからは

その管理に人一倍気を使いました。

 

音楽教室に勤務していた時は、

朝10時から夜10時までの連続レッスンが普通で

お子様のグループレッスンなどが間に入ると

更に声の消耗が大きくなりました。

この時、自分が一番楽に、大きな声を出す方法を研究することで

毎日何時間レッスンをしても

枯れない声を手に入れました。

 

”声”とは、喉にある”声帯”というところで作られていますが

この声帯を動かしているのは筋肉です。

つまり、ここの筋肉を鍛えることで

疲れにくく強い喉を作ることが可能です。

 

しかし、この鍛え方を間違えると

かえって喉を壊す原因になりますので

注意が必要です。

 

 

こんな私でしたが、

1年半前、喉を完全に壊してしまう出来事がありました。

 

その原因は、出産です。

 

24時間を超える陣痛に

普段鍛えていた声の出し方などすっかり忘れていた私は、

無我夢中で呼吸をしていた結果、

ガラガラ・ハスキーボイスのママとなりました。

 

ここで、出産の壮絶さを初めて思い知ったわけなのですが・・・。

 

幸い治し方もわかっていた為

毎日少しづつトレーニングをした結果

1か月ほどで元の喉に戻りましたが、

ベストなパフォーマンスが出来る喉になるまでには

3か月ほどかかりました。

 

とくにに高音の完治に時間がかかり、

今までの生徒さんの苦労を身に染みて実感しました。

 

そんな時に、我が息子をふと見た私は

「はっ!」

としました。

 

 

私が求めていた声の出し方、これだーーーーー!!!

 

 

みなさん、声がかれている赤ちゃんを見たことがありますか?

 

彼らは、一日中あんなに泣き続けているにもかかわらず

決して声を枯らすことがありません。

また、あんなに小さな体なのに

家中に行き渡るほどの声量を出します。

 

すごくないですか?

 

こうなりたい!!

 

 

人間の赤ちゃんは、自分ではできないことが多い状態で産まれてくるため

自分の身の危険を知らせる手段として

”泣く”ことだけは、完璧な本能として身に付けて生まれてきます。

 

そして、「いざというときに声が出なくてママに気づいてもらえない」

ということが無いように、

どんなに泣いても、喉への負担を最小限にする方法を知っているのです。

 

まれに声枯れをした赤ちゃんがいるそうですが、

これは先天的な理由や、乾燥などの生活環境が原因になりますので

早めの治療をお勧めします。

 

 

それでは、

・声が出なくなってしまった出産時の私

・一日中泣いても声がかれない赤ちゃん

この二つの違いは何なのでしょうか。

 

 

この違いの一つは、力です。

 

私は、陣痛の激痛に耐えるために

全身全霊で力を込め、粗がる呼吸の中

絞り出すように悲鳴を上げていました。

 

一方の赤ちゃんはというと

どんなに大声で泣いていても、

手や足はふにゃふにゃのままです。照れ

 

そして、その自然体のまま

適切な声帯の動きと息の量を使いこなし

どんなに大きな声を出し続けても

枯れない声の出し方をしているのです。

 

 

でもこれって、大人になればなるほど

難しいことなんですよね。

 

レッスンでも、大人の生徒さんほど

「余計な力」で全身凝り固まっています。

みなさん、童心に戻り

自然体の声を探してみましょう♪

 

 

もっと詳しく声の出したを知りたいという方は

こちらより、ご質問をお待ちしています♪

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ミュージックライフクリエイターの

小山麻里