こんにちは。
ミュージックライフクリエイター
小山麻里です。
様々な場面で遭遇する
オーディション。
そこにはたくさんのドラマがあり、
皆さんもそれぞれの思い出があるかと思います。
今日は、このオーデションの必勝法を
お話したいと思います。
私は、今まで、
・自分が受けたもの
・生徒さんが受けたもの
以上二つを合わせると
何十回ものオーディションを経験してきました。
本番の緊張感
受かった時の喜び
落ちた時の自己嫌悪感
これは、何度経験しても慣れるものではありませんよね。
でも、経験を積むことで
ある準備ができるようになり、
受かる確率アップだけでなく
落ちた時の気持ちの整理もできるようになりました。
それでは、その準備についてお話していきます。
①今回のオーディションで求められているものは?
オペラやミュージカル、お芝居の場合
すでに募集している役が決まっていることは多いですよね。
その役を分析し、
どんな見た目で、声で、キャラクターなのか
まずは、そこをしっかり自分に落とし込むことが大切です。
事務所や劇団、交響楽団の場合は
その団体のコンセプトが必ずあります。
毎年どんな人が選ばれるているのか、
今年はどんな色を求めているのか
ということをリサーチして下さい。
※このことを理解して挑むと、たとえ落選しても
「今回は私に向かない役だったのね」と割り切って
次に進む気持ちになるのが早いです
②人が人を選ぶ
これは私が
音楽教室の面接を担当していた時のことです。
”人は第一印象で8割決まる”
という言葉を聞いたことがありますが、
正に私も、これを感じていました。
入り口を入ってきたときの表情
第一声の声、
立ち振る舞い
これで大体のことがわかります。
人の内面とは、表情や行動に表れてしまうもの。
隠せないのです。
残念なことに、
礼儀作法に厳しいクラシック界出身の人ですら
・待合室で肘をついていたり、
・しわくちゃの履歴書を出してきたり、
・猫背だったり・・・
こういった方にたくさんお会いしました。
どんなに技術や経歴が素晴らしくても
「この人と一緒に仕事がしたい!」
と思える人しか、採用できませんよね。
そう、それは、審査員も人だから。
技術や経歴だけでない、
人間性を見られているのです。
この準備はオーデション直前にしても
偽物とすぐばれてしまいます。
音楽家は、日常生活から
人にどう見られているかを意識し
行動することがとても大切なのですね。
③プラス 自分にしかないものは?
何百、何千人の中から、自分だけを見つけてもらう為には
他の人にはない、自分だけの魅力をアピールし
審査員の印象に残させることが必要です。
私がミュージカルのオーデションを受けていた時のお話をします。
会場はキラキラした女の子で溢れていましたが、
その中でも、
宝塚歌劇団出身の子は
歩き方や姿勢を見るだけで
すぐにわかりました。
立っているだけで
自分の魅力をアピールできるって
すごいことですよね
私はダンス審査がとても苦手でした。
幼い頃からバレエを習ってきたライバルたちに比べ
大学生から慌ててダンスレッスンを初めた私は
どう頑張っても、正確さやスタイルの良さで勝てません。
そこで私は、どんなに下手でも
毎回できるかぎり最高の笑顔で踊りました。
「今私、最高に楽しい!!!」
こんな気持ちは審査員にも届くようで
とあるオーデションに受かった後、
その後の稽古中に審査員をしていた先生に言われました。
「麻里は、ズバ抜けて下手だったけど、選んじゃった♡」
また、私の先輩で、145㎝という小さな身長を武器に
子役として、舞台で大活躍している方がいます。
本当の子役は労働時間に制限がある為、
夜公演や旅公演に参加できません。
こんな時に重宝されるのが、
大人なのに子供に見える人材
背が小さいというコンプレックスを
最大の武器に変えた先輩の活躍を
私はとても尊敬しています。
このように、
自分のアピールポイントやポジショニングを
しっかり自覚して挑むことがとても大切です♪
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以上3点は、
私がいつも意識していたことです。
あなたは、どんな準備をしてオーディションに挑んでいますか?
回数をこなしていくと、
精神的にもつらくなりますよね。
是非、もう一度自分自身を振り返ってみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
ご質問やメッセージがございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください♪
小山麻里