こんにちは。

麻里です。

今日は音楽大学卒業後の進路について

振り返りたいと思います。

 

「音楽の仕事がしたい」

と夢見て、音楽大学に入学したものの、

私のクラスで卒業時に就職先が決まっていた人は

ほんの1割でした。

 

その1割の就職先の一つは学校の非常勤講師。

多くの学生が、教員免許を取るためのカリキュラムを履修し

教育実習まで行って免許を取るにもかかわらず、

実際、音楽の教員は各学校に少人数しか必要とされていない為

それはそれは、狭き門なのです。

さらに近年では、副科教科の選択制を採用する中学・高校が増えている為

ますます音楽教師の需要は少なくなっています。

 

もう一つの就職先は、音楽教室の講師。

これは、某音楽教室のピアノ講師になる人が多く、

入社試験は実技試験と、面接が行われています。

 

しかし、この音楽教室に就職した人の多くは2.3年で辞めてしまうということが現状です。

その理由は、他のアルバイトよりも稼げない。

多くの音楽教室では、レッスンをした時間にしか時給が発生せず

自分の担当生徒がつかないうちは

収入が安定せず、ましては社員は副業禁止など言われると

実家暮らしの人くらいしか、続くるのは難しい現状です。

 

これが唯一決まっていた就職先です。照れあせる

 

厳しい現状ですよね。

 

4年間、汗水流して勉強して

親に大金を投資してもらったにもかかわらず・・・。

 

 

では、就職先が決まっていない他の生徒はどうするのか。

その大半は、更に勉強を続ける道を選びます。

大学院に進む、研究員になる、

フリーで個人レッスンに通う。

 

私がいた声楽の世界では

30歳を超えてやっと油が乗ってくる

良い声が出てくる

と言われていました。

 

それを信じて、卒業を一つのゴールにせず

更に技術を磨いていこうと考える人がほとんどでした。

 

そんな切磋琢磨した20代を過ごしてきた

わたしの周りの音楽家たちは、

今年30歳を迎えます。

 

現状、音楽だけで生計を立てている人は

数人だけです。

 

もう潮時なのか。

そろそろ結婚もしたい。

夢を諦めて、一般企業に就職するべきなのか。

 

 

こう思っている人は、ちょっと待ってほしいのです!!

 

舞台人から、音楽教室の管理職まで経験した私がわかったこと。

 

 

今の音楽家に足りないものは

 

”稼ぐ力”

 

だということ。

 

これをつければ、

収入・安定という束縛から解消され

もっと音楽を楽しみ

もっと素敵な音楽を奏でられる。

 

そして、一つ一つの公演のレベルが上がり

観衆にも喜ばれる。

 

そしたら、もっともっと会場に足を運んでくれる人が増えて

生の音楽の素晴らしさを

日本中で分かち合えるキラキラ

 

私は、こんな未来が来ると

確信していますルンルン

 

またこのことについては

詳しく書きますね!

 

 

まり