こんにちは。

まりです。

 

今日も自分史のつづきです。

前回までのMy storyはこちら→

 

生きがいだと思っていた仕事が

最悪な形で終わってしまってから

どのように過ごしていたのか、

正直今では思い出せません。

 

毎日が、ただ過ぎていたようにも感じますし

「嫌なことは忘れよう」と脳に言い聞かせていたのかもしれません。

 

その日も、理由はわかりませんが

夫と喧嘩になり、

眠れない夜、

私はふと、一冊の本を手にしました。

 

いつもいっしょに

 

これは、私が結婚をして九州に旅立つときに

母がプレゼントしてくれた絵本です。

 

結婚祝いに絵本をくれるというのも

保育士をしている母らしいな

子供が出来たら読んであげよう

 

その時は

その程度にしか思いませんでした。

 

でもその夜、その本を手に

涙が止まりませんでした。

 

内容は、

一人ぼっちで過ごしていたくまのもとに

突然うさぎが表れて

一緒に暮らすようになり

楽しい毎日を送っていましたが、

ある時

何も言葉を発しないうさぎに対して

くまは言ってしまうのです。

「僕のことどう思ってるの?好き?嫌い?」

するとうさぎは目いっぱいに涙をためて

いなくなってしまいます。

 

この続きは、実際に読んでみてください。

 

母がこの本を送った理由が

この時初めてわかりました。

 

この本はかわいい絵本なのに、

内容はとても奥深いもので

子供には理解できないかもしれません。

 

きっと、読むママのため、

私の為に母は送ったのです。

 

わたしは相手に求めるばかりで

目に見えない愛情や大切なことが

わからなくなっていました。

 

言葉よりも大切なこと。

いつも、ただそばにいてくれることが

どんなに幸せなことか。

 

でもわたしは、

この絵本のくまような勇気もなく

何も伝えてもいないのに

相手に対して

「わかってよ!」

とだけ、訴えていました。

 

無理ですよね。

特に男性に、女性の気持ちを

全て察知しろなんて・・・。

(男性の方、ごめんなさい)

 

そしてもう一つ

母から言われた言葉を思い出しました。

「あなたはいつも自分の気持ちを言わない子だった

自分が我慢すればその場が平和に収まるならその方が良いって」

 

思い返せば私は、自分の意見が言えない人間でした。

 

例えば、レストランで注文する時、

一番食べたいものがあったとしても

きっと相手もこれが好きだからこれを頼むだろうな

だから私はこっちにしよう。

 

という具合。

 

夫に「今度の旅行、どこ行きたい?」

と聞かれても、

彼が行きたいと思っているところを察知して

そこを言うようにしていたり。

 

 

なんだこれ。

わたしって、どれだけ自信がないんだろう。

もめる事が極端に嫌いだからなのか、

相手に良い気分になってもらいたいという気持ちからなのか

 

いつからこうなったのかはわかりません。

 

でもこのままでは、いつか後悔する気がする。

 

この日を境に、

大切なことは、意識して言葉にするようにしました。

でも気を付けたことは、マイナスなことではなく

プラスのことだけ伝えるということ。

 

 

「今日は早く帰ってきてくれて嬉しい」

「この映画すごく良かった!選んでくれてありがとう」

「一緒に食べると、おいしさ倍増だね」

 

など・・・。

 

すると少しづつ、自分の気持ちも楽になり

夫との関係も良くなっていきました。

 

 

つづく

 

 

長文読んでくださり

ありがとうございます。

 

 

まり