夏休みは「一時開拓奉仕」に参加することを無言の圧力で感じていたJW2世 | 生きづらさを抱えたまま50代を過ごす元JW2世のつぶやきブログ

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生きづらいのは、自分に原因があるのか、脱会したとはいえ思春期にうけたJWの教えの後遺症か。。。
同じ思いで生きている人の助けになれば、私の経験も無駄ではないかもしれません。還暦近くになって離婚となりそうな話も。

夏休みとか、

冬休みとか、

春休みとか。

 

 

 

 

 

長期の休みは

恐怖だった。

 

 

 

 

 

特に

夏休み!

 

 

 

 

あ~

また開拓者もどきにならなきゃいけない・・・って

 

心の底では、うんざりしてた。

 

 

 

 

 

 

エホバの証人には

「開拓者」と呼ばれる人たちがいて

 

 

一般の職業につかず、

日々、伝道と言う奉仕活動に没頭する。

 

暮らしは

協会から付与される

ほんのわずかの給金で暮らす。

 

あと、

奉仕活動での

書籍の売り上げ金。

 

 

 

なので

生活は質素そのもの。

 

娯楽は拒否している感じがした人々。

 

 

 

それが「開拓者」

 

 

 

エホバの証人なら

最も褒められるべき「開拓者」

 

 

1か月に決まった時間を

奉仕活動に充てなければいけなかったと記憶している。

 

 

 

 

 

 

これが

もちろん無理な人もいて、

例えば学生とか。

サラリーマンとか。

 

 

そんな人のために

「一時開拓者」という制度があった。

 

 

 

1か月だけとかを

「開拓者もどき」として

何時間かを奉仕活動に充てれば

「一時開拓者」と呼ばれることになる。

 

 

学生にとっては

夏休みは絶好のチャンス

(と1世の親はおもっている)

 

 

 

 

2世の私にとっては

親の期待をビシビシ感じ、

「やります」と言わないわけにはいかなかった。

 

 

なにせ、父親は長老。

家族そろってエホバの証人の

模範的な家族だったから。

 

 

そう、

誰もが羨む

憧れのJW家族だったのだ。。。

 

 

 

せっかくの夏休みを。。。

 

 

 

毎日

朝から電車に乗って

奉仕活動の場所へ向かい、

汗だくになって

正午まで歩き回る。。。

 

 

 

着ていく服は

母親の選んだ

「だっさ~い服」

 

たいていが、古風なデザインのワンピース。

しかも

洗って翌日すぐにまた着れるような

安っぽい化繊の布地。。。

 

 

 

泣きたくなるような

服装と

泣きたくなるほど重い

販売用書籍と

自分の聖書などなどの入った

分厚く、ダサすぎるカバン。。。

 

 

 

どこの

中高生が

そんなおばさんみたいな

革の鞄を持って

電車に乗ってるっていうの!?

 

 

ほんと、

同級生と電車で会わないように

心から

祈っていたわ。。。

 

 

 

さみしい夏休み。

 

 

みんなは

部活で汗を流しているその時間に

私は

ダサい服を着て

心にもない教義を口にして

親の顔色のためだけに

奉仕活動と言う名の下に汗を流していたんだ。

 

 

 

 

 

でも、

家族には

ほめられ、受け入れられていたから

続けちゃったんだよね。

 

 

 

 

 

 

普通に

青春を謳歌したかったな・・・