
先進国の国債利回りは歴史的に最低の水準で推移しています。
200年ほどのチャートで見ても、5%程度がアベレージですがここ最近はゼロ%近辺、個別に見るとマイナス金利のものもあります。
利率を動かすのは伝統的手法ですが、現在はこれに日銀のような量的緩和も加わっているので、これを止めるのはなかなか難しいと言わざるをえません。

利率が低いゆえに資産のインフレが起こり、こちらも歴史的に高い水準です。
まだ正常化できるギリギリのラインだと思いますが、痛みを伴いますし、日銀やECBはそこに踏み込めるのか分かりません。

現在FOMCが開かれており、日本時間明日の午前3時発表ですが、利上げは今回は予想通りないと思いますが、バランスシート縮小についての言及があるかないか、そこに注目したいです。
まだアメリカはそこに至っているのでいいですが日本はテーパリングも無理です。
この無駄な資産買い入れは早く止めて、新しい政策に転換してもらいたいです。

バブルが弾けるサインもたくさん出てきています。
もちろん中央銀行がその気ならいくらでも株価や資産の価格を上げることはできますが、それはまさに詐欺的な行為です。
フェアバリューに落ち着かせるためにも、マーケットのノーマライゼーションを期待します。
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