はたまにスピッツの曲を聴く


なぜなら、スピッツの曲を聴くと、一瞬でも純粋な気持ちになれるからだ


荒れ果てた荒野な私の心でも、スピッツの曲を聴けば1滴の水滴が降り注ぐのだ


一瞬で干からびるけど(笑)


YouTubeでスピッツの曲を聴いていたら、関連動画で、ドラマ『白線流し』のオープニングの動画が出てきた

なぜなら、スピッツの『空も飛べるはず』がドラマ『白線流し』の主題歌だからだ


懐かしい!!!

これは1996年のドラマだが、当時小学6年生だった私はリアルタイムで見ていたし、その後再放送も見ていた

私はこのドラマが大好きだ

あまりにも懐かしくなり、TSUTAYAからDVDを借りて見た

青春ドラマの純水・清純部門で日本歴代第1位の完成度ではないだろうか?

素晴らしい作品だ

舞台は長野県松本市

市内?県内?1位の進学校で起きる青春群像劇で、日中の普通科と定時制の生徒の間で起きる恋愛・友情・思春期の模様を描いている

なぜ大学を受験しなければいけないのか、何のために勉強しているのか、自分のやりたいことは一体何なのか、どうすれば自分の夢を叶えることができるのか、などの葛藤や複雑な心境を抱えている高校生のドラマだ

このドラマは脚本と映像も素晴らしいが、何といってもキャンスティングが素晴らしい

みんな売れる前の女優・俳優・アイドルだが、みんなドンピシャだ

特に素晴らしいのがこの3人かな

主演の酒井美紀は、特別美人というわけではないが、純水・清純な演技と雰囲気が際立っていてとても美しい

その酒井美紀の恋する相手を演じる長瀬智也は、超絶美少年で影のある演技が光っている

その長瀬智也の恋のライバルが、かつてのイケメン俳優の柏原崇で、優等生で冷めた役柄を見事に演じている

酒井美紀の純粋な可愛らしさと、長瀬智也と柏原崇の超絶美少年振りがやばいのである



きっと、当時は長瀬派と柏原派に分かれたに違いない

因みに、私は柏原派だ(笑)

第1話で、天体観測の部室で放課後、アルバム委員の仕事で二人きりで作業をし、優介(柏原)が想いを寄せる園子(酒井)へキスするシーンがあるが、園子(酒井)は驚いて拒絶する

信じられない

あんな超絶美少年にキスされたというのに!(いや、これはドラマの話だから(笑))

どんどん話が進むにつれ、園子(酒井)は歩(長瀬)との距離が近付くが、私はずっと優介(柏原)と付き合えばいいのに!と思っていた
(だから、これドラマだからwww)

このドラマはさ、舞台が田舎の高校ってのがまたいいよね

柏原派の私は、優介(柏原)と園子(酒井)のシーンが好きだ

先程の部室でのキスシーンもいいが、雪がシンシンと降り注ぐ校庭の中を、相合い傘で帰る二人のシーンも好き

すごく綺麗



バーチャルとはいえ、あんな超絶美少年に想われるなんて羨ましい
(だーかーらードラマだから!)

今の時代、あんなドラマはもう作れないよねー

昔だから表現できたんだよ

現代は人と人との繋がりが希薄になり、感情が欠落してきているから、昔のような純水で且つ感情をストレートに出す作品は作れないの

科学や技術が進歩しても、その側で失っていく物もある

その失った物が過去の作品にある

でも、時代が進むにつれて昔の作品は現代の作品に品数で押されていっちゃうんだよ!

お願いだから90年代作品は永遠にレンタル屋に残って!って切に思う

私は時代的に90年代ドラマ・アニメ・映画にどっぷり浸かっていたけど、2000年代以降に生まれた子達ってそれを知らないんだよね

ある意味可哀想だ