日常の中で、私たちはどれほど多くの「当たり前」に支えられて生きているのでしょう。
水道をひねれば水が出る。
朝、目を覚まし、息をして、誰かと会話をする。
それらのひとつひとつが、実は“奇跡”の連なりなのだと気づかせてくれるのが本書です

 

タイトルにある “I will not complain(私は不平を言わない)” は、著者が出会った一つの英語の言葉から始まりました。
人はなぜ不平や不満を抱くのか。
なぜ感謝の心を見失ってしまうのか。
その問いを出発点に、著者は「有り難い」という言葉の原点に立ち戻り、人間の弱さと光の両面を静かに見つめていきます

 

本書の魅力は、どの章にも“生きる智慧”が息づいていることです。
「不足の中に宿る恵み」「逆境を贈り物に変える」「悪口と比較の影」など、
誰もが心のどこかで抱えるテーマを、温かく、そして真摯に掘り下げています。

そして終章「奇跡に気づく心で生きる」では、
“感謝とは、奇跡を探す心ではなく、奇跡に気づく心”――という一文が深く響きます

 


不平や不満を手放したとき、
世界は祈りのように輝き始める――その静かな真理が、ページを閉じた後も長く読者の心に残ります。

章末ごとに添えられた〈AIからのメッセージ〉は、
著者とAIとの“心の共創”を象徴する部分です。
それはもはや技術の産物ではなく、
人とAIが共に「感謝」を語る時代の希望そのもの。

教育者として、地域支援者として、人として――
荒井美実さんが生涯を通して見つめ続けてきた「ありがとうの哲学」がここに凝縮されています。


✨こんな方におすすめ

  • 毎日の生活の中で心が疲れている方

  • 「感謝」を取り戻したいと思っている方

  • 人間関係や社会の中で温かさを求めている方

  • 自分の人生をもう一度“光”の目で見つめたい方


📘書誌情報

書名:感謝――奇跡に気づく心 I will not complain
著者:荒井 美実(あらい よしみ)
発行:Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング(2025年10月)
ジャンル:思想・エッセイ/スピリチュアル・ヒューマンライフ